すきなもの雑記

話したいことを話したいだけ

晴雅集「陰陽師 とこしえの夢」@Netflix

f:id:em378794:20210303164354j:image

世には西洋での転生モノ、なろう系というジャンルがあるという

今作は晴明博雅の設定だけを借り、舞台を古代中国っぽい世界に移した、陰陽師モノ。

感想等で原作と混同してるものがあるけど、原作とは別物です。

(おそらく陰陽道は中国で受け入れやすい思想なんだろう。日本で西遊記三国志を制作するのと似ているのでは…)

 

華やかな衣装に派手なバトルシーン、中国の情緒といいとこ取りで人気の設定なのもわかります。

スタッフを見ていると、音楽が川井憲次さんとのこと…!

パトレイバーNHK未解決事件シリーズなど、めちゃくちゃ壮大でテンションを上げてくれるテーマ曲を作ってくださる方です…!

 

【あらすじ】

師を救えなかったことで良心の呵責に苛まれている晴明。

祭天大典のため天都・星雲台に参じるが追われる妖魔を助けたことで、おなじく祭天大典のために訪れた博雅と諍いになる。

 

星雲台の内廷には既に虫使いのアーロン法師が到着しており、祭天の朝、公主が現れたところで内廷の筆頭法師が妖魔に殺されているのを発見、晴明に疑いがかかる

この嫌疑は博雅の証言によって解かれ、内廷の法師・鶴守月が筆頭法師となる

死んだ晴明の師は公主の恋人であり、鶴守月は彼が残した式神だった

公主は禍蛇を身にやつす不老不死で、鶴守月ともに禍蛇の復活を目論むのだが…

 

 

設定だけを借り、と言いましたが、博雅って笛が上手な平安貴族なのに意外と闘ってましたね

(むしろ晴明も好戦的なイメージがない…あれ?陰陽師ってどうやってストーリー展開してるんだ…?笑)

 

戦闘シーン以降はちょっと流し見になってしまったんですが、中盤までの街や内廷の情景はばっちり!

f:id:em378794:20210303171601j:image

この感じに忠実なので素晴らしい

仄暗い明かりや水辺の美しさを見られて満足しました

映像の加工としては見たことあるエフェクトが多めかな、と思いましたがこの世界観で作品を作ってくれたことだけでありがたいです

 

祭天大典の朝、4人の法師がそれぞれお召し替えをしてるシーンをじっくり入れたりしてわかってるね!と思いました

 

二人で盃も酌み交わしてました

原作でも今作でも、無条件にお互いを信頼するという人間性の優しさ(BLと表現するのは個人的には違和感)があり、私が夢枕獏さんを好きな所以です。

小説未読の方は読んでほしい〜〜

優しさが半端じゃないんだよ〜〜

 

文中頻出ワードの

「ゆこう
「ゆこう」
そういうことになった。

はいつか日本の作品で!

 

 

ダル・レークの恋@赤坂ACTシアター

f:id:em378794:20210223025102j:image

初めての宝塚観劇に行ってきました!

ACTシアターに入るのも実は初めて。

そんなに大きくないだろうなとは思っていたけど、コンパクトで見やすい会場でした

緊急事態宣言対応で1階後方ブロックと2階席はクローズ

 

【あらすじ】

ダル湖のほとりのホテルで恋に落ちたラッチマンと領主の孫娘カマラ。

祖母に身分違いの恋を諭されラッチマンを振るカマラだが、ラッチマンが国際手配の詐欺師ラジエンドラだという知らせが。スキャンダルに巻き込まれる事を恐れたカマラはラッチマンの要求を飲み一夜をともにする。

しかし突如現れたカマラの妹の恋人ペペルこそがラジエンドラであり、ラッチマンは自由に生きるマハ・ラジアの息子だった。

身分など気にする必要はなかったのに、と気がつくカマラだが、時すでに遅くラッチマンはパリに姿を消す

そしてカマラはパリでラッチマンの行方を追うのだった…(完)

 

ダル湖って実在?どこにあるのかなーと思って調べたら、インドでもかなり北の、国境がうにゃうにゃしてるあたりでした

標高も高そう

日本で言うところの八ヶ岳とかの山岳リゾートみたいな感じなのかな

確かに山岳地帯ってクラシックホテル多いですよね〜憧れだわ。

 

 

さて、あまり奥行きのなさそうなステージなのに

ホテルの階段とパリのバーのセットは結構高低差がありました

実際立ったら怖そう😱

湖の情景には液晶パネルを使用、インド風の彫刻が施された壁を幕のように使って場面転換をしていました

あとベッドシーンで何故か円形のベッドが現れていつの時代のラブホテルだよ、と思いましたね

 

歌舞伎のお約束の展開といくつか重なるところがあります

1つ目は「愛想尽かし」

遊女がやむにやまれぬ事情で、お客に対して好きじゃないと言って振ることです

この場合、好きなのにそれを隠して振る、というのがほとんど

 

2つ目は「実ハ、」

現在の姿は世を忍ぶ仮の姿で、実は〇〇(有名な武将とか)であるという展開のことです

ラッチマンの場合は

実は国際的な詐欺師ラジエンドラ、と思いきや

実はマハラジアのれっきととした息子

という二重の展開なんですね

 

初演が1959年とのことなので歌舞伎の展開を参考にしているのはあるかもしれない

まだ続編がありそうな終わり方。

 

ペペル役の暁千星さん、金色の男役の夢奈瑠音さん、がとても素敵でした〜!

 

 

 

 

令和三年二月大歌舞伎

f:id:em378794:20210224213704j:image

今月は

1部 十種香、泥棒と若殿

3部 袖萩祭文、連獅子

を観劇

 

巷では2部が話題でしたね

私も時間があったら見たかった

 

【十種香】

現代のミステリー作品にありそうな設定。

死んだ武田勝頼の恋人(八重垣姫)の屋敷に勝頼に瓜二つの男が。

ただの下男(花づくり)と名乗るが、実は仇敵長尾家にスパイとして潜り込んだ勝頼本人だった!

そこへ長尾謙信が現れて…

 

ストーリーがまずとても面白いですが、さらに八重垣姫は大役で「三姫」の1つに数えられるそう。

着物も真っ赤で可愛いし、一途なお姫様です

場面転換せず、同時並行で3つの部屋にそれぞれ人がいるのは現代劇みたい

 

【泥棒と若殿】

紀尾井町夜話で松緑さんと巳っくんが演目について話していましたね

松緑さん、こじらせお殿様が巳っくんにリンクするって😂

あらすじは、お家騒動で軟禁状態の若殿のお屋敷に泥棒が入るが取るものが何もない。若殿(のぶさん)を気の毒に思った泥棒(伝九)が居候するようになり…

このお芝居、食事シーンがめちゃくちゃ多いんですよ

別に本当に食べてるわけじゃないんですが、

米を炊いて、魚を焼いて、味噌汁を作って、お膳に乗せていただきます…という

所作がもう美味しそう

 

そののどかさと2人ののんびりしたやりとりが見どころです

あと全体的に薄暗いシーンが多くて

行灯をそこかしこにつけられるほど豊かではない様子や浮世絵に見るような薄墨のぼんやりとした暗さの世界を味わうことができて良かったです

現代は明るすぎるからね

 

別れのシーンは一転、明るく花の散るうららかな日の中で涙…

お話としては場面転換も派手なシーンもないし地味な部類に入ると思います

だけどこの作品の良さをいつまでも忘れないでいたいな、と思いました

 

・3部

【袖萩祭文】

あらすじを読んだけど、前後はもうほとんどかからないらしく、端折られすぎていて難解。

十種香と違って前後半で芝居のテンションが全く違う

吃又の、死ぬの死なないのと言ってる前半から名前をもらって喜びの舞を踊る後半のギャップのような。

基本は安倍貞任・宗任兄弟の源義家への復讐物語らしい。袖萩祭文は女性の哀れさと家族の絆にフューチャーしたサイドストーリーって感じなのだろうか。

 

盲目の袖萩は幼い子を連れて実家の父の元へ

孫の顔を見せようとするが父は業務上のミスで切腹寸前、しかも書状からするとそれに関わっているのは袖萩の夫である安倍貞任らしい

会いたくないと言いつつも切腹の瞬間には娘と来世での再会を約束、袖萩も身の上を嘆いて自害する

源義家は現れた宗任を逃がす

しかし公家に化けた貞任は見破り、立ち回りになる

 

今回は幕が降りるまで袖萩も舞台上にいたけど、記録を見るとけっこう袖萩と貞任を2役で勤めているみたい

どうやって?

雪のシーンから始まるので黒衣は白衣になって登場。

(途中で祭文の弾き語りがあるんだけど、七之助さんのあて弾きの音と本当の三味線の音が不協和音で笑ってしまった)

あと父直方が切腹する時、梅の枝で腹を切ってましたが…

そんな作法あるのかな、想像するとめちゃくちゃ死ねなそうなんだけど。あと切れ味悪そうで苦しみそう😱

 

いやしかし種ちゃんも鷹之資さんもいるのに、後ろに控えてるだけなんてもったいなーーーい

追善てそういうものなんでしょうけど

 

【連獅子】

客席の期待感がすごい!

袖萩祭文の後でなんだかすごくほっとしました

今後どんどん成長していく勘太郎長三郎にお役がついていって、鶴松くんで見られそうな演目が減っていくのはしょーーーじき複雑なんですが

これは染五郎団子にも言えるんだけど、国立で見た松本幸一郎くん、なかなか見られる機会がないなあ

 

とにかく私はずっと鶴松推しなので。

切磋琢磨していく姿を見守ります

没後70年 吉田博展@東京都美術館

f:id:em378794:20210222012727j:image

動画がすごくキレイ

 

主に江戸時代に制作された版画を浮世絵、明治以降に制作された版画を新版画と言います。

 

吉田博は1880年代の生まれ。

初めは画家として活動するが中年期に版画の絵師として作品を残すようになる。

もともと海外志向で、世界中をスケッチして周り版画に落とし込んでいたらしい。

 

特に吉田博は山登りが好きだったんだって。

 

山に日が当たる時の色を、それが朝日だったり夕日だったりする時の違いを、周りの空がどんな色をしているかを、きっとずっと見ていたんだろうな。

光の表現としてピンクと紫、オレンジが多用されており一見意外な色遣いに思えるが、ファンタジックな雰囲気と空気の重みが感じられる

 

版画なので色違いでいろいろなバージョンを刷ることができる

瀬戸内海の情景を描いた「帆船」シリーズは、オレンジ色の朝もや、すっきりとした午後、帆だけか青白く映る夜の海などが時間軸で並んでいる

同じ版木だとわかっていても色がもたらすイメージっていうのはこんなに印象を左右するんだなと納得した。

 

河鍋暁斎の底力

東京ステーションギャラリー河鍋暁斎の底力」閉幕直前に行ってきました

f:id:em378794:20210219015257j:image

平日だったので当日券は受付で買えました

でも結構人がいたと思う

 

河鍋暁斎は江戸〜幕末を経て明治時代を生きた画家。

画題は骸骨や死体からカラス、神仏や自然物、さらには現代のイラストレーターやデザイナーのような仕事まで、いろんな姿が見えてきました。

 

BS日テレ「ぶらぶら美術博物館」で本展が紹介されていた際に見たいと思ったのが、黙阿弥が制作依頼した歌舞伎「漂流奇譚西洋劇」の下絵(明治12年)。

調べたら、この頃は歌舞伎を近代化させようという「演劇改良運動」なるものが行われていたらししい。

(その一環で天皇の展覧歌舞伎を当時の井上馨邸で開催→現在は六本木の国際会館が建っている所)

そんなん…

時代に合わなくなって客が入らなくなれば次の芝居文化が生まれるだろうしほっとけや、という感じもするけど…

しかも要項の中には女方の廃止も盛り込まれていたんだって!

いや〜立ち消えになってホントよかった😭

この運動がきっかけで庶民の娯楽だった歌舞伎が高尚な芸術に変わっていったのかな

 

とにかく

時代が変わり歌舞伎が揺れていた時期に黙阿弥が書いたホンの下絵で「米国砂漠原野の場」とか「パリス劇場表掛りの場」とか外国が舞台になってて面白い。

黙阿弥、100年以上後の世の中でワンピースや初音ミクが歌舞伎になってるの知ったら驚くだろうな〜

時代の変わり目に黙阿弥も、もちろん河鍋暁斎も生きていたんだと思うと俄然興味が湧く

 

 

 

下絵しかなかったのでレア感はあったけど展覧会としては平坦に感じた

空間がどうにもならないので仕方ないことなんだけども。

 

 

 

令和三年 国立劇場 初春歌舞伎公演

f:id:em378794:20210129004949j:image

演目「四天王御江戸鏑」(おえどのかぶらや)

 

まず、初期設定のおさらいです

頼光四天王

1 渡辺綱

四天王の筆頭。説話の時点でイケメン設定。

(光源氏のモデル、源融の子孫という話も)

2 坂田金時

金太郎の成長した姿。剛力なのか。

3 碓井貞光

大鎌で蛇を退治した説話が残る

劇中では弓も扱うし武器が巧みな設定?

4 卜部季武

坂上田村麻呂の家系?

卜部という姓は陰陽師を意味するとも?

 

◆彼らを束ねるのが源頼光

朝廷の命を受けて全国津々浦々の怪奇現象に立ち向かいますが、現在は療養中。

 

◆四天王とは別に頼光に仕えているのが

平安時代の有名な武人 平井保昌

その弟で悪名高い盗賊 袴垂保輔

 

◆今回の敵役は

平将門の息子 良門。

頼光と言えば…の土蜘蛛

 

将門の子といえば滝夜叉姫は作中には登場しませんが、姫の討伐に派遣された大宅光圀が最後に登場

 

と、ここまでが前提。

〜あらすじ〜

良門と一味が源氏への復讐を画策中

・内侍所の御鏡

・繋馬の旗

を使おうと算段している

さらに頼光の天敵、土蜘蛛の力を借りることに。

 

場面は変わって鳶頭の綱五郎たちがお座敷で宴会中。一番人気の花咲さんが呼ばれ、綱五郎を気に入る。その日のうちに所帯を持つと決め、花咲の母も部屋にやってくる(お座敷におるんかい)

宴会中に揉めた森右衛門が裃に姿を変え、綱を頼光の館に連れていく。

 

頼光の屋敷で平井保昌と綱五郎が対面。

これからやって来る弁内侍(べんのないし)さんは綱の許嫁だが、肝心の綱は行方不明。

保昌は弁内侍さん所有の御鏡を取り戻す約束をしているが見つからないので綱になりすまして時間を稼いでほしいという。

そこに、お屋敷まで追ってきた花咲さんと母が綱になりすました綱五郎と許嫁の弁内侍と対面。三角関係が露見する

そして綱は、実は綱五郎がなりすました張本人。

花咲の母が良門の一味であると見破り、繋馬の旗を巡って戦う

 

一方盗賊の袴垂保輔は、実兄平井保昌になりすまし、土蜘蛛に呪われ苦しんでいる頼光に御鏡を見せる。

頼光は御鏡を隠し持っていた保昌(になりすました保輔)に激怒し、保輔は己を恥じて切腹する。すると突然土蜘蛛が現れ御鏡を奪って消えた。

何も知らない保昌は別の御鏡を持って現れ、頼光は真の御鏡の力で呪いから開放される

頼光は残りの四天王その他を呼び寄せ、碓氷貞光の水破兵破の鏑矢で土蜘蛛を退治

良門は頼光や四天王、一条帝や大宅光圀のいる中で後日の再会を誓う

〜終わり〜

 

感想を一言でいうと

すごく、とても、面白かったです。

あらすじを読んでそんな予感はしていたんだけど。

もうとにかく菊之助さんが美しい

笑っちゃうくらい綺麗

土蜘蛛で真っ暗な中スッポンから出てくるんですが、明かりが蝋燭のみ

妖しくて美しくてかっこよかった

そしてチャリ場で薄紫の着物の花咲になるんですけど、私の好きな女(方)はこういうはすっぱな役があうのよね

野暮な客にはなびかないわよ、みたいな。

菊之助さんの女方本当に好きだー

 

ここでNiziUのメキハピ踊るんですけど、花咲さん振付完璧じゃん、しかも「何さ踊るのかい」みたいな感じで完璧じゃんすき。

チャリ場の最後も凝ってました

くにゃくにゃになる粉で柱まで曲がる。

オーバーイーツがやって来る、それを静止しに劇場のお姉さんがやってくる。幕引きも含めてみんなくにゃくにゃにしてしまうおやじ様。仕方ないので自分で幕を引く。

 

三角関係が露見する場で困っちゃう綱五郎。

弁内侍(右近くん)にマウントとる菊之助さん。

この場は全体的にコメディぽくて面白かったです

お座敷の寝床は現代のベッドシーンみたいだった

 

大詰は舞台上を宙乗りする土蜘蛛

炎に包まれて真っ赤になったりして、迫力がありました

四天王は最後の場にしか出てこなかったけど、フルサイズバージョンではもっと見せ場があるのかな

彦三郎さん(碓井)が土蜘蛛を退治していたので

前の月代役の日本振袖始を思い出しました

あと最後に菊之助さんがいちなり立役で出てきたのでびっくりした

前半に見に行ったので萬ちゃんが幕前で三番叟を踊ってました

そしてやっぱり帰り道で「四天王って誰なの?」って話してる声が聞こえた😂

 

 

夢枕獏原作ものと歌舞伎と(ちょっと脱線)

歌舞伎を見始める

→中世バディものが読みたくなる

応天の門陰陽師に行き当たる

→沙門空海 唐の国で鬼と宴す(いまここ)

なんですが、

陰陽師の滝夜叉姫の巻を読みながら

「あーっ!滝夜叉姫おもしれーっ!歌舞伎化すればいいのにー!」て思ってたら

もうなってた…っていうね

f:id:em378794:20210202003310j:image

しかもキャストが豪華すぎて震えてます

(現)幸四郎勘九郎で晴明博雅はもちろんのこと

🍤🐘サン、菊之助さん、らぶたん、

そしてこの新作バリバリな空気の中、松緑さんが出演されてるっていうのがアツすぎて見たい

 

そして令和三年3月の衛星劇場のラインナップを見ていたら「幻想神空海」という作品を発見。

あらすじ読んだら「沙門空海」じゃーん!

f:id:em378794:20210202004226j:image

種ちゃんと米吉くんが胡玉楼の女の子の役やるの見たい〜

 

 

 

 

 

とはいえ。

この2作品、〇〇(作品名) 感想 ブログで検索してもあまり絶賛!!って感じじゃないんですよね。

ちなみにこの2作品、映画化もされてるんですが

その評価もイマイチ。

陰陽師はけっこう流行りましたよね

見たけど当時の私もイマイチという感想でした。

 

ただ、

文章で読むとすこぶる面白くて。

主役バディのほのぼのした会話がまず良い。

ページの文字数が少なくて、でもきちんと練られてるがゆえのシンプルな文体が良い。

そして、想像上のあやかしや昔の生活といった表現がわかりやすくてリアル。

アマゾンの感想は良いものが多くてその内容にも同意。空海ゆかりの寺巡りが更に楽しくなりそう。

おそらく直接的に実写で表現してしまうとファンタジックな部分に違和感が生まれるのでは。

そういう意味ではアニメーションの方が適してるんだと思う。

応天の門も、調べたら未メディアミックス化だそうで。どちらもアニメ化してほしい!

海獣の子供」みたいに映像美でガンガン攻めてくる劇場版で見てみたいな

 

 


f:id:em378794:20210202013018j:imagef:id:em378794:20210202013028j:imagef:id:em378794:20210202013043j:image

Netflixでは2月から陰陽師を原作にした中国のドラマの配信が始まるので見るよ

このポスターセンス、残念ながら日本じゃ無理だと思う😭

中国ドラマのクオリティはすごいって話なので(ちゃんと見たことない)期待してます