すきなもの雑記

話したいことを話したいだけ

色々と覚悟して見た 宝塚月組「フリューゲル」

SNSやブログで「覚悟しといた方がいい」と言われていたフリューゲルを観劇してきました。何を隠そうLilacも平気で観劇した身なので、フリューゲルも充実した観劇でした 【ヨナス/れいこさん】 めちゃくちゃまっすぐでかっこええ主人公。ソツなさすぎて中の人…

隼町から二元中継 国立劇場9月「妹背山男女庭訓〜吉野川〜」

1回目は花渡しと吉野川の前半で睡魔に勝てなかったので、2回目を急遽買い足しました 会場の温度ってバカにできなくないですか。特に暑い季節は自分の体温が高いから28度設定でも具合がわるくなりそう。来年は少し対策しないとな。冬は冬で外気温との差で眠く…

続きは次回の講釈にて。新・水滸伝

歌舞伎座と南座で「新・水滸伝」を見てきました。演目が発表になった瞬間に今年の夏休みは京都滞在に決定。猿之助さんがいないのは残念でしたが、初めての南座を楽しみました 建物も素敵でした! さて、水滸伝の基本設定。 悪い役人がはびこる古代中国。彼ら…

木ノ下歌舞伎「勧進帳」@東京芸術劇場シアターイースト

シアターイーストは芸術劇場の地下にあり、池袋駅直結です。普段演劇を見ないのでこのハコがどのように使われるかはわかりません。今回は羊羹みたいな細長い舞台の左右に客席が配置されていました 勧進帳に関しては見たことがなかったため先日のNHKアーカイ…

令和五年秀山祭九月大歌舞伎 夜の部

9月は秀山祭。吉右衛門さんの追善興行です。播磨屋の皆さんが大車輪のご活躍でした。 出町ふたばの豆餅とともに 夜の部 車引 上演頻度の割にストーリーの無さで人に勧めにくい演目二大巨塔の車引(もうひとつは対面)。 わかりやすく説明するなら、「三兄弟の…

直助権兵衛という男…NEWシネマ歌舞伎「四谷怪談」

ビジュアルイメージがサラリーマンのNEWシネマ歌舞伎「四谷怪談」がオンデマンドに上がっていたので視聴しました まずは四谷怪談の登場人物をおさらいしましょう 【民谷伊右衛門/獅童】 討入に行かなかった塩冶浪人。女房お岩との復縁を求めるモラハラ夫。首…

令和五年8月納涼歌舞伎

8月の感想を今更ながら 撮るものがなかったため花火付きの幟でも 今月は久しぶりの3部制です 1部 裸道中 大江山酒呑童子 「裸道中」 最近オメッティーさんの役付が良くて嬉しい。真面目な役もコミカルな役も好きですね 現代の目線とは違うところで見なきゃい…

今も昔も変わらない姿 虫めづる日本の人々@サントリー美術館

サントリー美術館「虫めづる日本の人々」を見てきました 今回はポスターのアートワークがすごく素敵なんです。あえて作品より、華やかな色使いにして サントリー美術館は日本の工芸品の収蔵が多く、中でも江戸時代の日用雑貨は普段からたくさん展示されてい…

宝塚宙組「大逆転裁判」@KAAT

珍しく友の会で当たりましたので行ってきました! 宙組、真風さん時代からオフのゆるゆるとした空気が好きでして… 夏休み特番でずんもえこってぃはるさくで話しているのを見て、代が変わってもゆるゆるは健在で微笑ましかったです。一転舞台になると本当に美…

充実の舞台「研の會」@浅草公会堂

尾上右近自主公演 研の會に行ってきました 普段だったらそこまで頑張って自主公演のチケットを取ろうとは思わないんですが、今回の演目とキャストときたら、夏祭浪花鑑で一寸徳兵衛・儀平次を巳っくん、お梶を米吉くん、磯之丞琴浦を種ちゃんまるる、そして…

爽やかな夏の夢…狂言三代「鮎」

会社帰りに国立劇場で行われた、「古典芸能を未来へ」というイベントに行ってきました。野村万作・萬斎・裕基三世代の出演です。 中でも新作狂言の「鮎」という作品がとても印象に残ったので忘備録としてメモしておきます。私は能・狂言は何度か見た事がある…

妄想の扉が開きかけた令和五年7月大歌舞伎「め組の喧嘩」

幕見で「め組の喧嘩」を見ました まあまあ長いお芝居なんですが、幕見は海外の方が多くて途中で席を立つ方が多かったですね。大詰に相撲取りと火消のかなり大規模な立ち廻りがあるのですが、旅行の予定が詰まっているとそこまでガマンできないですよね、勿体…

三人一座の物語 令和五年7月大歌舞伎「菊宴月白波」

ほんとごめんなさい 今さらながら7月昼の部の感想です 昼の部 菊宴月白浪 七月大歌舞伎|歌舞伎座|歌舞伎美人 舞台で見て何だかしっくり来なくて、ミレールの配信を見て感じたことを書いていきます。今回の演出しか見ていないので受け取り違いもあるかもし…

初めての巡業!松竹大歌舞伎東コース

今回は巡業東コース、北とぴあ公演を見てまいりました これがまた暑い日で、私の席まで空調が届かず、観劇中は身動きがとれないため熱中症になりかけました…こりゃやばいとなり休憩中にコンビニで冷却するパウチ(叩くと中身が破れて冷たくなるやつ)を購入し…

流れるように画風を変えた先に… マティス展@東京都美術館

東京都美術館のマティス展に行ってきました かつて…コロナ禍の夏に暑さに死にかけながらぐるっとパスめぐりをしたこともあり、個人的には展覧会の完成度をかなり気にするようになりました 基準として ①テーマの一貫性 ②適切な規模 ③セクションごとのメリハリ…

不思議な概念の物語 刀剣乱舞〜月刀剣縁桐〜

猿之助さんのショックに救いを求めた結果、とうかぶ一等席を取っていました。観劇にあたり配信されていたアニメシリーズを視聴、ゲーム原作ということでベースの設定があります。 まず普通の芝居と異なるのは、観客が審神者(ゲームのプレイヤー)であることで…

雪組だけいつも衣装が最高な件。「Lilacの夢路/ジュエル・ド・パリ!!」

さて、大分遅くなりましたが観劇忘備録。 お芝居「Lilacの夢路」、巷の酷評はあれどこんなもんかなーと思って見ていました。私にとってはハイローの方が半端な感じを受けたので。 やはり雪組はショーの全体のクオリティが素晴らしいです。私は月組贔屓ではあ…

宝塚月組「DEATH TAKES A HOLIDAY」@東急シアターオーブ

シアターオーブは何度が足を運んだことのある劇場です。最上階から見ると天井から見ているみたいで不思議な気持ちになります。 今回はじめて1階に降り、月組を見てきました。初日のチケットが飛んでしまったのですが、演目に賭けて複数日買っておいて良かっ…

ヒーローが主役にならない物語 国立劇場「日本振袖始」

最早さよなら公演が長すぎて、いつ閉館するのか、工事業者の選定は終わったのか等、何もわからなくなってしまった国立劇場ですが、歌舞伎鑑賞教室に行ってきました 画像は文楽で使用する小道具で、今回の「日本振袖始」にも登場する八岐大蛇です。昨年末に見…

ふらりと温泉さんぽ 伊東篇

夏の盛りになる前に伊東に行ってきました これは夜の東海館 古い踊り子が旅情マシマシで好きでしたが、車両が新しくなりましたね。これはこれで快適です 到着が昼前だったため混む前に開福丸さんでサービスランチ 鯵の刺身がとろけるよう さて、食事後連れに…

初めての4階 令和五年6月大歌舞伎

木挽町広場のうさぎの横には紫陽花が。 さて、今回初めて幕見の指定席を予約しました。演目は四の切ですが…1時間超の演目を1500円で見ちゃっていいんですか?映画より安いって。(それ言ったら宝塚の立ち見もあるけど) 今回は松緑さんが狐忠信のため音羽屋型(…

NTLive「ライフ・オブ・パイ」

NTLiveを上映してくれるなんてとてもありがたいですよね。平日夜の遅めの開始なので仕事終わりにふっと息を抜けるのもとても良いです 「ライフ・オブ・パイ」 実はこの原作で思い出すことがあります 大学時代に英語の授業で原文小説を読むという課題があり、…

ぴらぴら緞帳!令和五年5月 團菊祭大歌舞伎

今年の團菊祭の話題は何と言っても尾上眞秀丈の襲名です。才能豊かな眞秀くん、歌舞伎役者になりたいと言ってくれて本当にありがとう。舞台度胸があってとにかく元気。今後のご活躍に期待します。そして御祝の演目には團十郎さんと菊之助さんが夫婦で出演。…

新緑の鎌倉さんぽ〜二階堂周辺〜

鎌倉を攻めよう、ということで二階堂周辺を散歩してきました。八幡宮の先、鎌倉宮のあるエリアです 覚園寺。鎌倉宮大塔宮バス停から15分位歩きます 鎌倉殿のミニコーナーで紹介され気になっていたお寺。中は緑豊かで東慶寺に雰囲気が似ています。奥の院に入…

天王洲アートさんぽ

少し前ですが、天王洲の寺田倉庫で行われた「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」に行ってきました 線対称の建物を正面から撮ればあら不思議、ウェス・アンダーソンすぎる風景の出来上がりです 展覧会自体の「映え」に重きが置かれており若い人に人気がある…

楼蘭の風はどこから吹くのか 猿之助奮闘公演@明治座

劇中にこのような言葉がありました この風はどこから吹いてくるのだろう 新・三国志にもあったセリフによる美しい言語感覚が大好きです そして明治座のデジタル緞帳が素敵でした。これ、細かく人が動いてるんですよ。見てて飽きなかったなあ 昼の部「不死鳥…

もう五百羅漢図で通り過ぎたりしない…東福寺展@トーハク

東福寺展に行ってきました 土曜の開館時間に行くと行列で入れませんでした そのため上野東照宮に立ち寄ります 家康(東照大権現)を祭神とする神社を東照宮と言うようです。豪華な金色の社殿で、左甚五郎作の龍が彫られた門があります。左甚五郎というと歌舞伎…

国宝・燕子花図屏風@根津美術館

春の陽気に誘われて、根津美術館の燕子花図屏風を見に行ってきました 最近の私の流行りは「発注者の気分になって屏風を見る」。インテリアにどう合わせよう?とか、絵師ありがとう〜めっちゃウチに合う〜〜!とか勝手に妄想してます。 さて燕子花図の前に喜…

オリエンタルホテルと神戸旅行記

宝塚遠征で神戸に宿泊しましたのでまとめていきます 今回はオリエンタルホテルのデラックス・ツイン角部屋。フロントが少々わかりにくいです。フロント横のラウンジが素敵。 華美でない室内でとても好みでした クラブラウンジ利用のできないホテルなので、ど…

風間さん、基経どこやったの?宝塚月組「Deep Sea―海神たちのカルナバル―」

芝居の感想はこちら 私がショーを初めて見たのは開幕2日目で、本当になんの情報も入れていませんでした。なのでチョンパで衣装があらわになった瞬間爆笑。 なんじゃあれ。れいこさんの頭についているのは何?プロローグのデュエットも体の揺れに合わせて雉羽…