4連休。
出社の日もあったが、休みの日は出かけるのも面倒だし世が連休の時にぐるっとパスめぐりもやだし何するかな〜
というわけで
読書することにしました。
地元の図書館、数年前まで廃校になった小学校を再利用していてそれはそれで良かったんだけど、リニューアルしてからは広くなってわくわくするし住民税の払いがいもあるってもんだ。
しかも貸出冊数の制限がないので、連休前の夜間に興味ある本をばばばっと借りる。
最近はコロナの影響で着席スペースも少ないからさらに静かな館内。
それでも勉強してる学生さんがいて頭が下がります…
今回貸りたのは
「風の万里 黎明の空」小野不由美
なぜかというと…
私は子供の頃から図書館大好き野郎でした
特に当時、講談社ティーンズハート文庫というティーン向けのレーベルが大好きで
恋愛モノじゃなく推理モノとか探偵モノとかを中心に、手当たり次第読んでいた
子供の頃の好きなものって卒業とか引っ越しとかでぷつっと途切れてしまうものが多いですよね
私の場合は、中原涼さんという方が書かれていたティーンズハート文庫「アリス」シリーズが大好きだったにも関わらず、進学したあたりからすっかり忘れてしまっていました
それを先日たまたまネットで発見して懐かしく感じ、今も借りられないか児童書のコーナーに寄ったわけです
残念ながら「アリス」シリーズ及びティーンズハート文庫の本は発見できず。
しかし当時難しすぎて手が伸ばせないでいたホワイトハート文庫〈十二国記〉シリーズ、外出自粛のこの連休なら没入できそう…!
車中や待ち時間の時間つぶしではなく読書をすると決めて読んだので、とっても楽しかったです
社会人になっていかに集中力を失っているか思い知らされて気がして。
本は読んでもフィクションには全く手がのびず、好きだったマンガたちも今や押入れの奥。
いつの間にか、外に出て人に会っておしゃれな店やイベントを探して…っていう行動型のインプットに目移りして夢中になっていたことに気が付きました。
特に文章から想像する(しかも十二国記は想像上の世界)って本当に無限大で久しぶりの体験だったな〜
ちなみに話は逸れますが、今年
を見たので、2020年という時代にして映画館にナウシカ関連で1万円近くつぎ込んだことになります
ナウシカの子供の頃の印象は「ストーリーが難しすぎてイマイチよくわからない…」に尽きたんだけど、大人になった今見ることで【軍記もの】として同時展開の絡みあいとか各陣営の思惑がわかるようになって、すごく興奮して見ることができました。
(たぶんもののけ姫にも同じことが言えるんだろう)
話を戻すと
大人になって【軍記もの】に面白さを感じることができるようになり、「風の万里 黎明の空」はめちゃくちゃ面白く読んだわけです
たとえば鈴と祥瓊と陽子がお互いに段々と位置を近づけていく過程が描かれていた所。
鈴と祥瓊が自分の非に気づかない間はまったく近づけないのに、楽俊や清秀といった道中の出会いで自分を見つめ直すとあっという間に距離が縮まるのに感心
また止水郷反乱〜呀峰陣営との攻防までは、映画を見ているようなスピーディさで読み進めました
今では大人の世界がわかるようになったから、政(まつりごと)の押しても引いても動かない感じとか力関係のどうにもならない感じが理解もできるしもどかしい〜
ファンタジックに強い武人はめちゃくちゃ強いしキャラクターも魅力的だし、ラストの陽子の有無を言わさない王の覇気がかっこいい
新刊発売で書店員が推す理由がわかりました。
続きも読みたいし、本のあとはアニメも見られると思うと楽しみ。