翌日は10時のチェックアウトに合わせてみなとみらいへ出発
ちょっとこの日のことを振り返ると混乱します…
似た施設どれだけあるの?って。
山下公園を通って。
いつもきれいに手入れされている
この暑さにも関わらず、日光浴をしている年配の方が多い
芝生でご夫婦がピクニックぽく、そばか何かを食べてたんだけど、その姿が良かったなあ
そんな余生を過ごしたい。。
さて山下公園を通り過ぎ、まずは横浜開港資料館へ
元々日米和親条約が結ばれた場所に立っているらしく中庭までは無料で入れるんですって。知らなかった。
私は明治時代の写真を見るのがめちゃくちゃ好きなので、ここは本当にいつまでいても飽きないです
居留地の外国人街の風景、
当時いちばんの盛り場だった伊勢佐木町の通り、
丘から見下ろした港の全景など、幼い頃に読んだ大和和紀先生の「ヨコハマ物語」が思い出される
しかし、横浜の街は関東大震災と第二次世界大戦で新しくしても破壊され…を繰り返します
今回の企画展示は時代の中で町会所が市役所に変わっていく様子を写真とともに追っています
今年、神奈川県庁は分庁舎が新しくできるらしいし、横浜市庁舎は移転。
それに合わせた企画展なんでしょうか
ぐるっとパスで入館料200円が無料になります
この施設の運営は横浜市ふるさと歴史財団というところが行っているようです
そして日本大通り駅まで歩くと、同じ財団が運営する
横浜都市発展記念館・横浜ユーラシア文化館があります
…ちょっと、館名似てますよね
「横浜都市発展記念館は、現在の横浜市の骨格が形成された昭和戦前期を中心に、「都市形成」「市民のくらし」「ヨコハマ文化」の三つの側面から、都市横浜のあゆみを展示する施設として、旧横浜市外電話局(横浜市認定歴史的建造物)の建物を保存・活用し」(横浜ふるさと歴史財団概要より)とあるので時代で区分けしているみたいです
新市庁舎建築工事の際に文化財調査を行い
その様子が企画展になっています
これは土木関係に興味ある人が見たら面白いんだと思う
2度の破壊でそんなに丁寧に街づくりができず、開港当時の護岸が発見されたりするようです
さて、下の階に降りると横浜ユーラシア文化館があります
池袋の古代オリエント博物館の初代館長をされていた東洋学者 江上波夫さんの蒐集品を元に展示されているようです
正倉院宝物にもあるカットガラス碗
古代オリエント博物館のよりも色が濃いね
動物の小さな置物?もたくさん並んでいます
ユーラシアなのでタイの山岳民族の衣装展示やモンゴルの暮らし再現があります
そのへんは古代オリエントと棲み分けている模様
入館料は200円が無料になります
今まであまり気にしてなかったけど、みなとみらい線の駅構内は新しいのに煉瓦造りで最近の流行りの駅建築っぽくない
馬車道駅で降り、神奈川県歴史博物館を目指します
今回の企画は浮世絵のその後を受け継ぐ明治と大正の錦絵と版画の展示です
大正時代の版画の情緒が素晴らしい
江戸時代の浮世絵のデフォルメとは違い写実的に東京の街を捉えています
ああ私も早く歌舞伎の知識を脳に根付かせて、役者絵を見ただけで誰かわかるようになりたい…!
一階の企画展を抜けて、上階の常設展示に参ります
また「歴史」で「博物館」ね…と思っていたんですが、
ここで問題です
横浜になくて神奈川にあるものなーんだ?
答えは鎌倉。
神奈川まで範囲が広がると、鎌倉幕府が現れるんですね。
驚いたのは展示室のど真ん中にに円覚寺10分の1復元が建てられている
中を写真に収めることができます
現代まで網羅した大きい博物館でした
ぐるっとパスには横浜美術館も入ってるんだけど、今回はトリエンナーレ期間中で回るのに時間がかかりそうだったので前を通るだけにしました
大きい…
この建物を見るだけで疲れちゃうw
というわけで最後は
横浜みなと博物館です
JR桜木町駅からみなとみらい方面に行こうとすると動く歩道の右側に帆船が見えますよね?
あれが日本丸、そのドッグヤードの中に横浜みなと博物館があります
なので建物の構造が少し変わっていて、入り口を入ると展示エリアが弧を描くように下に広がっています
吹き抜けになっているので上から見ると壮観でした
運営は帆船日本丸記念財団というところで、横浜という土地そのものというより、そこに寄港した船や港の歴史を知ることができます
本当は日本丸にも乗れたんだけど、この日は暑かったのでやめました😅船の中絶対暑いし。
ぐるっとパスで入館料400円が無料になります。
隣接して柳原良平アートミュージアムがあり動線上通り道になっているので、同じ券(私はぐるっとパスだけど)で見ることができます
シンプルな造形と色遣いでなんだかほっとする絵たち。
横浜に住む街の人も横浜に住む芸術家も横浜の街が好きで、だからこそたくさんの記念館や博物館があって思い出を大切に残してるのかな
と考えさせられる旅でした