すきなもの雑記

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ダル・レークの恋@赤坂ACTシアター

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初めての宝塚観劇に行ってきました!

ACTシアターに入るのも実は初めて。

そんなに大きくないだろうなとは思っていたけど、コンパクトで見やすい会場でした

緊急事態宣言対応で1階後方ブロックと2階席はクローズ

 

【あらすじ】

ダル湖のほとりのホテルで恋に落ちたラッチマンと領主の孫娘カマラ。

祖母に身分違いの恋を諭されラッチマンを振るカマラだが、ラッチマンが国際手配の詐欺師ラジエンドラだという知らせが。スキャンダルに巻き込まれる事を恐れたカマラはラッチマンの要求を飲み一夜をともにする。

しかし突如現れたカマラの妹の恋人ペペルこそがラジエンドラであり、ラッチマンは自由に生きるマハ・ラジアの息子だった。

身分など気にする必要はなかったのに、と気がつくカマラだが、時すでに遅くラッチマンはパリに姿を消す

そしてカマラはパリでラッチマンの行方を追うのだった…(完)

 

ダル湖って実在?どこにあるのかなーと思って調べたら、インドでもかなり北の、国境がうにゃうにゃしてるあたりでした

標高も高そう

日本で言うところの八ヶ岳とかの山岳リゾートみたいな感じなのかな

確かに山岳地帯ってクラシックホテル多いですよね〜憧れだわ。

 

 

さて、あまり奥行きのなさそうなステージなのに

ホテルの階段とパリのバーのセットは結構高低差がありました

実際立ったら怖そう😱

湖の情景には液晶パネルを使用、インド風の彫刻が施された壁を幕のように使って場面転換をしていました

あとベッドシーンで何故か円形のベッドが現れていつの時代のラブホテルだよ、と思いましたね

 

歌舞伎のお約束の展開といくつか重なるところがあります

1つ目は「愛想尽かし」

遊女がやむにやまれぬ事情で、お客に対して好きじゃないと言って振ることです

この場合、好きなのにそれを隠して振る、というのがほとんど

 

2つ目は「実ハ、」

現在の姿は世を忍ぶ仮の姿で、実は〇〇(有名な武将とか)であるという展開のことです

ラッチマンの場合は

実は国際的な詐欺師ラジエンドラ、と思いきや

実はマハラジアのれっきととした息子

という二重の展開なんですね

 

初演が1959年とのことなので歌舞伎の展開を参考にしているのはあるかもしれない

まだ続編がありそうな終わり方。

 

ペペル役の暁千星さん、金色の男役の夢奈瑠音さん、がとても素敵でした〜!