大きなスクリーンに集中し、配信でありがちなながら見を封印して、コーヒーでも飲みながらじっくり向き合うタイプの映画。
見ていて中盤で「あれっ?」と思うシーンがあった
ファーンがリンダ・メイにノマドたちの集会Rubber Tramp Rendezvousに誘われるが「わたしはそういうのはいいわ」と断ったあとのこと。
仕事が見つからずファーンは結局集会に参加する。
「ストーリー」で想像するとファーンはスナフキン的な誰とも交わらない道を行き、そこで出会う何かで展開が進むはず。
意外にもそうならないことに、何も知らずに見ていた私は「?」となった
その無知な疑問はエンドロールで解消される。
キャストと出演者の名前が同じ。
これはドキュメントフィクションなのだ。
都合のいい「ストーリー」は意味を持たない。
ツバメの巣の景色は万人にとっての絶景ではないかもしれない
だけど実際の体験がもたらした情景はリアルさを感じられた
同時に、人間は小さくてこんなところにほっぽりだされたらどうしようもないなとも感じる。