なんとか見れました
この先自分が読み返すときのために書いておくと
3度目の緊急事態宣言となり期間は5/11まで
わたしの通し観劇日は5/13
期間の延長が決まりもうダメか…と思っていたところだったが劇場は再開可能ということで無事観劇できることに。
覚えてるか未来の自分!(笑)
1部
三人吉三(大川端の場)
三人吉三で黙阿弥が言いたかったことって、因果によって身を滅ぼすという大川端以降の転落にあると思うんです
一番初めに通しの三人吉三を見たので、大川端の場だけを見た人はどんな感情になるのかわからない
観客的には、バッドエンドに近い通しより「三人一座で出かけようぜ!」〜幕、みたいな華やかな1場面の方がテンション的にいいんでしょうか
これでいいのか教えて黙阿弥。
大川端の場だけだと
おとせちゃん何なの?ってなってしまう。
せっかくのまるるおとせちゃんなのに出番5分😭
もしこれが通しだったなら…その後を想像してみてよ
犬柄着て巳っくん和尚に斬られるおとせちゃん…ヤバ、見たい(おい)
その配役なら十三が鶴松くんだとバランスがいい気がする…
右近くんのお嬢はすごく合ってましたね!
隼人さんお坊も駕籠からちゃんと出れてた
巳っくん和尚の化粧が浮世絵の役者そのもの!
いい顔してるよね〜
大変だと思うけど通しで見てみたい
巳っくんの、義兄弟には人情家でそれ以外にはどこまでも非情な和尚が見たい
土蜘
松緑さんの土蜘、かっっっこよすぎて目ん玉飛び出た
身体鍛えてらっしゃるじゃないですか、それがすごくプラスになって見えた
3階席、後半松緑さんの目線が来ます
— じょなめのかも (@em378794) 2021年5月14日
3階5000円席から双眼鏡で見てるといきなり目が合ってぞっとしたよね
歌舞伎座で初めての体験をした😂
松緑さんの後見さんは本当にいつも素晴らしくて、今回はノールックで投げた数珠をはっしと受け取り、踊りの邪魔にならないよう蜘蛛の糸を即座に回収していた。仕事人尊敬。
猿之助さんは頼光なので大人しかったんだけど、病んでるのに鉢巻してなかった
四天王坂田金時が鷹之資さんで元気で良かった!
いつか土蜘…やってほしいねえ…
驚いたのは太刀持の寺嶋真秀くん。
全然子役じゃない。
衣装も長袴だったけど普通に移動してたし、僧の影に気がついて頼光に伝えるときのスピード感も良かった。
3部
八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう)
全11段の中の4段「湖水御座船」の場
毒酒を飲んだ佐藤正清が息も切れ切れに見得を切る
種ちゃんの轟軍次がめちゃいいです!
追手としてやって来るが正清が平気そうなので「?」となりながら引き返す、その感情の変化を大きく表現するのが上手い。
1月の珍斎以来のヒット
こういうお役が一等似合う〜
雛衣の雀右衛門さんが本当に琴を弾いていた
琴とか三味線を弾ける役者さんってめちゃくちゃかっこいいですよね!
そして舞台上の大きな船が後半で90度回転!
なんかタイタニックみたいになる!
元々は文楽作品で4段目が歌舞伎に入ってきたみたいだけど、この派手さは確かに歌舞伎向きだなと思いました
春興鏡獅子
待ってました!
1日の最後に菊之助さんの鏡獅子!
4月の芝翫さんとの絵本太功記、今だから言うけど空席が多くて😭
みんな菊之助さんに興味がないの🥺?と寂しく思っていたんですが
全然そんなことはなかった
上演記録見ると、菊之助さんは現役の中では最も上演回数多いんですね
前半はたおやかなな女役、後半は勇壮な獅子の精で毛振りって…まあ菊之助さんのためのようなお役か、ってなる
両方できる人って難しいですよね
面白いのは、弥生は将軍の前に出されて踊る設定なので観客は将軍の気分で弥生を見ている
ほうほう急に表に出されて恥じらいおって…みたいなお殿様気分で見ることができるので楽しい
今回見ていて初めて気づいたんだけど、獅子の頭は蝶を追ってるのね!
菊之助さんは全く見てないのに獅子の先には蝶がいるのがすごいと思いました
胡蝶ズもかわいかった〜!
丑之助くん横顔がお雛様だし、亀三郎くんはお父様似。
今月は子役の頑張りがすごく印象に残りました
最後も拍手拍手で良かった〜
やっぱり菊之助さん好きだなって思いました