すきなもの雑記

話したいことを話したいだけ

2022-01-01から1年間の記事一覧

パリ・オペラ座 響き合う芸術の殿堂@アーティゾン美術館

金曜の夜間開館に合わせて行ってきました 正面の画像には人はいませんが、なかなかにぎわってました 展覧会は現在のオペラ座、ガルニエ宮の概要のあと、時を戻してバレエに傾倒したというルイ14世の衣装スケッチから始まります。ルイ14世と当時の作曲家リュ…

しみじみと組子の実力が染み渡る 月組KAAT「ELPIDIO」

月組の別箱公演「ELPEDIO」を見てきました 個人的な感想ですが、別箱のチケットは友の会では全然歯が立たないものの、公演するホールのチケットページなら比較的取りやすい気がします。さらに今回は評判の良くない立見席を積極的に取りに行ったのでなおさら…

木造建築の残る街 新潟・村上さんぽ

月組全国ツアー遠征の合間に新潟観光してきました 新潟駅は建替え真っ盛り!工事中で何もありません笑 そもそも新潟駅周辺は萬代橋を越えたエリアが繁華街の模様。チェックインまで時間があったので、齋藤家別邸のお庭を見に行きます 紅葉がとっても美しかっ…

13代團十郎襲名11月吉例大歌舞伎

行ってきました襲名披露11月。 襲名披露用の幕 ちなみにこちらの方は過去に原画を見てます 夜の部 矢の根 曽我五郎が夢の中で十郎に会って、馬に乗って大根振りかざすよ!というお話でした…本当に… お弟子さんによる、背中のしめ縄生結び(?)があります。こ…

連れられて見たらどんな気分に…?月組全国ツアー「ブラックジャック/FULL SWING!」

月組全国ツアーの新潟公演に行ってきました 宝塚見に行くって連れられてブラックジャックだったらどうなんだろう…というくらい、絢爛豪華な宝塚のイメージとはかけ離れた作品です そもそも原作BJ自体が、子供が読むと物語の重さに「思ってたのと違う…」って…

東京国立博物館開館150年記念 国宝展

チケット争奪戦となっているトーハク国宝展に行ってきました 入れ替え制だけどすごい人でしたね。その割に収蔵品の公開なので、常設の展示を並べ替えただけというか…いつも見ている法隆寺宝物館の摩耶夫人(私のアイコン)が平成館に移動してるだけで、トーハ…

これはトンチキではない…宝塚宙組「HiGH&LOW Capricciosa!!」

結論から言うとヅカローははまらなかったです。 ポイントが3つあって、1つめはカナのような「キミ」呼ばわりする余命のある女のコがヒロインの舞台半年以内に見てしまっていること。 2つめはHIPHOPとクラブの解釈。DJが置けない時点でこの2点を再現するのは…

アントニオ・ガデス舞踊団「カルメン」

アントニオ・ガデス舞踊団「カルメン」を見てきました。演出はアントニオ・ガデスとカルロス・サウラ。カルロス・サウラは映画「フラメンコ」の監督です。映画「フラメンコ」は本来土着の文化であるフラメンコを現代的な解釈でとらえ、乾いた空気感とロマの…

神田古本まつりと御茶ノ水さんぽ

神田古本まつりに行ってきました! 半蔵門線神保町駅から小川町方面へ歩きます 靖国通り沿いは芸術宗教東洋江戸時代の古書の専門店が多く、気になるタイトルが多すぎる…!ここにいる人たちみんなこのジャンルに興味があるのかと思うと心強くなりました でき…

観客はちゃんと見ている(寝ながらも) さよなら国立劇場10月「義経千本桜」

国立劇場10月公演の義経千本桜通し上演を見てきました 通しと言うと「観客が」1日で演目を通すパターンもあると思うのですが、今回は「菊之助さんが」通すパターンなので3つのプログラムを日程ごとに上演していきます Aプロ 鳥居前・渡海屋・大物浦(二段目) …

愛すべき歌舞伎莫迦たち 令和四年10月大歌舞伎

10月はまさに歌舞伎月間でした。コロナ禍以降でこんなにあちこちで魅力的な興行が行われたのは初めてかも。本気で、歌舞伎のオタクをやるには副業でもしなければならないのかと考えました 1部 鬼揃紅葉狩 荒川十太夫 紅葉狩は7月に続いて今年2度め 弥次喜多…

思い起こすは文化祭の狂騒 平成中村座「十月大歌舞伎」

平成中村座に行ってきました 浅草寺の裏へ回ると平成中村座のテントが見えてきます。小さな門をくぐると物販の出店が数軒並び、靴を脱いで芝居小屋に入ります。なんだか文化祭の出し物のような雰囲気。みんなのわくわくが伝わってきました。私が見た日は気温…

長い旅の終わりに…宝塚月組「グレート・ギャツビー」

演目が発表されたのが昨年11月。小説を読み、映画を見てこのやるせなくも美しい世界に魅了されここまでやってきました。組の人事ではありちゃんの組替え、退団者。コロナ関連ではSS席日の中止、全て段取った母の初観劇日の中止などでムラ公演分全消え… それ…

おとぎ話を全力で!METアンコール「トゥーランドット」

星組「王家に捧ぐ歌」の記事でオペラのアイーダが見たいと騒いだ私 東劇でMETのアンコール上映があったので絶好のチャンス 凱旋行進曲ではないけど…だってセットがこれですよ 世界観が素敵すぎる バレエ・リュスが今もあったらなーって思っていたけど、この…

3階B席の悲哀…令和四年 秀山祭9月大歌舞伎

藤戸の後シテから(画像お借りしました) 吉右衛門ゆかりの当たり役を、白鸚、幸四郎、菊之助らが播磨屋一門と爽やかに偲ぶ 『秀山祭九月大歌舞伎』観劇レポート | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス 今回はアッチ(月組)もあるし、予算と時間の関係…

まあまあ山歩き 須川岳編

須川岳、別名栗駒山は岩手、秋田、宮城の県境になっている山です 今回は岩手県側、一ノ関から出発。 一ノ関…何もなさすぎて色々と考えてしまった… お昼はお餅定食。暦ごとにお餅を食べる風習があるそうです そこから、バスで20分の厳美渓で下車 厳美渓自体も…

令和四年 8月納涼歌舞伎で休演に反撃の一手!

後のために覚書。2022年の夏はコロナ禍で休演が相次ぎ初日の延期や休演明けの公演中止や劇場前での中止発表など、さまざまにオタクの心を踏みにじっていきました 歌舞伎座は奇しくも8月に出演者の部またぎを解禁。それが裏目に出て休演ドミノで途中全ての幕…

夏のさなかの…徳川美術館と名古屋さんぽ

帰省ついでに、真夏の名古屋、徳川美術館に行ってきました たぶん眩しすぎて撮影したとき画面見えてないです笑歪んどる… 徳川美術館は尾張徳川家がかつての所有地に美術館を建て収蔵庫と美術館の一部は登録有形文化財に。現在では隣接する庭園も関連施設(徳…

夜は狙い目?「水木しげるの妖怪 百鬼夜行」

水木しげるの妖怪 百鬼夜行展〜お化けたちはこうして生まれた〜 に行ってきました この切り貼りを水木しげる氏が見てどう思うのかは知らんが… 展示構成は ・妖怪オタク水木しげるの蒐集物にまつわる展示 ・カテゴリー別の原画 の2つです 江戸時代から続く妖…

能「鬼滅の刃」からアニメ「鬼滅の刃」へ

観世能楽堂にて、能「鬼滅の刃」を見てきました 観世能楽堂はGINZA SIXの地下3階にあります。行きは気づかなかったけど、帰りに銀座駅から地下の遊歩道でつながってることがわかりました。ちょっと歩くけど、夏は地上に出るよりありがたい。 「能を見る」と…

関西二寺めぐり 兵庫大阪さんぽ

前回の記事は大阪松竹座の感想でした 今回は前後で巡った道をば 朝8時半に神戸空港着。宝塚が休演なので何をしようかと考えながら到着ロビーを出る。 と、圓教寺の杉本博司インスタレーションのチラシがモノレール乗り場に。 今回みたいなチャンスがなければ…

充実の大阪松竹座 令和四年7月大歌舞伎

未来の自分が読んでもわかるように… 今回の遠征は本当に綱渡りでした。 松竹座は途中まで仁左衛門さんが休演(私が見たときは復帰)。前日に行くはずだった宝塚は初日延期、歌舞伎座では前の週末に突然3部とも中止に。他にも延期や当日中止決定の興行が相次ぎ…

あっちもこっちも動くから 国立劇場7月歌舞伎「紅葉狩」

これまた7月の話 国立劇場歌舞伎鑑賞教室 紅葉狩に行ってきました 紅葉狩 あらすじ 紅葉見物に出掛けた維茂一行、途中で華やかな姫の一向に出くわし、ひょんなことから酒宴の席に混ざることに。維茂たちが酔いの眠気で寝入ってしまうと姫が何やら不穏な動き…

中止になって振り返る令和四年7月大歌舞伎

やってまいりました7月 7月の期待を記事にしていた↓ 5月の自分に伝えたいですね〜 わたしのギャツビー7月の観劇は飛んだよ そして歌舞伎座は全部閉まっちゃったよ ギャツビーはですね、SS席3列目っていうプラチナ席が飛びまして…でも早めに初日をずらした宝…

佇む鷺の美しさ…水墨美術館と富山さんぽ

富山遠征ついでに観光もしてきました 中心部は派手な観光地がないためゆっくり散歩できて楽しかったですね、グーグルマップ開いて地図見ながら土地の様子とか海岸線とかを想像するのが楽しかったです 観光ルートとしては環水公園と富山県美術館散策が王道な…

ジャパニーズハイスクールミュージカル「四月は君の嘘」

友人に付き合って富山遠征に行きました 会場はオーバードホール。富山駅の真向かいでアクセスの良すぎる立地です キャスト 有馬公生…小関裕太 宮園かをり…生田絵梨花 椿…唯月ふうか 渡…水田航生 友人に「映画かアニメは予習したほうがいいよ」と言われたので…

真夏のぐるっとパスさんぽ@六本木周辺

毎日暑いですが、ぐるっとパスの期限は容赦なくやってくる… というわけで日比谷〜六本木周辺を回ってきました まずは日比谷駅からちょろっと出るだけで到着する出光美術館 夏の涼にぴったりの涼しげな色合い この技法、葆光彩磁というそうです 出光創業者の…

礼さんも(たまには)ハッピーでいいじゃない 宝塚星組「めぐり会いは再び/Gran Cantante」

今回は階段の屋根の上の席だったので、視界良好でとても良かったです 【めぐり会いは再び】 1も2も見たんですが、あまり頭に入ってこなかったので全然期待していませんでした。しかーし劇場で見ると「食聖」感があってとても良かったです。食聖大好きなので…

芸の道をどう生きるか 令和四年6月大歌舞伎

あじさいの色合いの優しげな6月のチラシ 今月は1部 車引 猪八戒 です まず車引についておさらい 菅丞相が太宰府に流されたのは自分のせいだと悔やむ桜丸が兄の梅王丸に語っていると、元凶である藤原時平が参拝へやってくる 仇を討とうとするが、時平の舎人で…

NTLiveリーマン・トリロジー

2022年のトニー賞weekに合わせてディレイビューイングが決まっており会場は満席。私は初めての鑑賞でしたが、受賞を機に見返したくなるような見ごたえのある作品でした ガラスで覆われたステージは回転することで時代や場所を転換していき、無造作に置かれた…