すきなもの雑記

話したいことを話したいだけ

2023-01-01から1年間の記事一覧

いろいろと考えちゃう…「天守物語」

今年の歌舞伎座ラストに天守物語を見てきました。 鶴松くんのファンなので、お亀様から腰元に格下げになったのは納得いかなーい!でも歌舞伎座の観客は玉様の亀姫の一挙手一投足にめろめろでした。5月の姫路公演は放送があったので見ていましたし、原作も読…

【その5】5泊6日じっくり京都さんぽ

その4からの続きです この日はスーツケースの荷造りをしたかったので、蓮華王院を出て京都駅に向かいます。お土産を買って夜のうちに積んでしまおうという算段です 京都駅まで歩いたんですがその途中に気になる和菓子屋さんが…お土産用に栗のお菓子を購入し…

【その4】5泊6日じっくり京都さんぽ

この日も早起きです 朝から京阪電車に乗って出町柳へ。志津屋でぼろぼろこぼれなさそうなもの〜と思って何気なくクリームパンを買ったんですが、これがおいしい!柔らかいパンとたっぷりのカスタードクリームが溶け合って最高。志津屋はこのときしか買わなか…

【その3】5泊6日じっくり京都さんぽ

3日目は終日宝塚にいたので割愛。4日目はミュージアムdayです。 JR山崎駅から山道を歩いて15分。今日のスタートはアサヒビール大山崎山荘美術館から始まります アサヒグループ大山崎山荘美術館 元の持ち主である加賀正太郎と、その後委嘱されたアサヒビール…

【その2】5泊6日じっくり京都さんぽ

京都旅行2日目。 この日はお寺めぐりdayです 地下鉄で旅行のマスト行き先の1つ、醍醐寺へ向かいます。醍醐寺も駅から10分程度歩きます https://www.daigoji.or.jp/grounds/sanboin.html 醍醐寺は比叡山延暦寺と同じくいくつかのエリアに分かれています。入っ…

【その1】5泊6日じっくり京都さんぽ

9月に1週間休みをもらい京都旅行に行きました 忘備録として何回かに分けて載せていきますね 旅の前に… 今回コロナ禍ぶりにスーツケースをひっぱり出しました。荷物は限りなく少なくしたいので直前までトートバッグで行こうと思っていたんですが無理でした笑…

贔屓の立身出世だけを望みたい…「激情/GRAND MIRAGE!」

「激情」はメリメ原作の「カルメン」に脚色を加えたものです。オペラは昔見たことがありますが、オペラと小説では少し違いがあると聞いたことがあります。宝塚版では作者のメリメが所々に登場し(役が少ないため?)ホセの行動を振り返りながら話が進んでいき…

饅頭ぐりぐり…「首」

へうげものに端を発し、戦国武将つながりで「首」を見てきました。ちなみにタイトルの饅頭ぐりぐりは見た人にしかわかりません。一番印象に残ったシーンかも笑 (公式からお借りした人物相関図です) 管理人はそこまで歴史に明るくないので、どこまでが史実な…

初めての大向う!令和五年12月大歌舞伎1部

先んじて1部だけ見てきましたので、溜めないように感想を書いておきます 1部 旅噂岡崎猫 超歌舞伎 今昔饗宴(はなくらべ)千本桜 岡崎猫 巳っくんてば昨今の薄汚れ爺役に味をしめたのではないかというくらい、今回の化猫婆役もフィットしています そして仲良し…

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

映画タグを使うのはずいぶん久しぶりですが、私にとっては2023年の年末のラインナップは2021年の秋以来の豊作です。食べ物の好き嫌いはほとんどないくせにコンテンツの好き嫌いは激しく、「話題だから」という理由ではまず触手が動きません。そんな中で今回…

最近気が合うプロデューサー 令和五吉例顔見世大歌舞伎

これで本チラシって…役者載せないんかーい!と言いたくなる今月のレイアウトです。今月は昼夜1日で見てきました! 昼の部 マハーバーラタ戦記 映像では何度も見ましたが出色なのはやはり演奏。SPACの生演奏は本当に豪華でナウシカ歌舞伎や猿之助さんの新作に…

ふらりと温泉さんぽ みなかみ篇

日本の観光業とバブル建築に興味があります。 今回の宿泊は水上温泉の坐山みなかみ HPと名前からすると高級旅館ぽく見えますが、私の大好物の増築迷宮旅館です (館内図お借りしました) 昨今建てられた15㎡の虫籠みたいなホテルよりは部屋の作りは広くてほっ…

杉本狂言と「やまと絵展」@東京国立博物館

大和田さくらホールでの杉本狂言に行ってきました 杉本狂言 本歌取り | 小田原文化財団 アーティストの杉本博司氏がプロデュースする公演ということで、演目は「附子」と「茸」。本歌取りということで、トーハクやまと絵展で展示されている土佐派の松の屏風…

令和五年 錦秋十月大歌舞伎「角力場」

何度か見ている「角力場」ですが、今回は吾妻が種ちゃん、放駒/与五郎が巳っくんというわけで幕見で見てきました。実は平成中村座で見た虎ちゃんの放駒がとても良かった(イメージがぴったりだった)ので巳っくんは与五郎のほうがはまって見えました、意外でし…

中村屋 錦秋特別公演2023@文京シビックホール

ご兄弟が名誉館長を務める文京シビックホール公演に行ってきました。後楽園の東京ドームシティからほど近くです ホテル会場などで茶話会をされるお家もありますが、中村屋の場合は規模を大きくしてじゃあ踊りも見せちゃえ、な感じ。公演かと言われると短いけ…

宝塚花組「GRAND MIRAGE!」

花組のショーの感想を、あまりにもふわ〜っと忘れてしまいそうなので覚書 プロローグは生地の薄いふわふわしたパステルカラーの衣装から銀橋に路線男役が残る 中詰はラテンぽい構成で曲はシボネー、白ベースの衣装に青系の挿し色 黄色と黒の衣装で都会の夜、…

色々と覚悟して見た 宝塚月組「フリューゲル」

SNSやブログで「覚悟しといた方がいい」と言われていたフリューゲルを観劇してきました。何を隠そうLilacも平気で観劇した身なので、フリューゲルも充実した観劇でした 【ヨナス/れいこさん】 めちゃくちゃまっすぐでかっこええ主人公。ソツなさすぎて中の人…

隼町から二元中継 国立劇場9月「妹背山男女庭訓〜吉野川〜」

1回目は花渡しと吉野川の前半で睡魔に勝てなかったので、2回目を急遽買い足しました 会場の温度ってバカにできなくないですか。特に暑い季節は自分の体温が高いから28度設定でも具合がわるくなりそう。来年は少し対策しないとな。冬は冬で外気温との差で眠く…

続きは次回の講釈にて。新・水滸伝

歌舞伎座と南座で「新・水滸伝」を見てきました。演目が発表になった瞬間に今年の夏休みは京都滞在に決定。猿之助さんがいないのは残念でしたが、初めての南座を楽しみました 建物も素敵でした! さて、水滸伝の基本設定。 悪い役人がはびこる古代中国。彼ら…

木ノ下歌舞伎「勧進帳」@東京芸術劇場シアターイースト

シアターイーストは芸術劇場の地下にあり、池袋駅直結です。普段演劇を見ないのでこのハコがどのように使われるかはわかりません。今回は羊羹みたいな細長い舞台の左右に客席が配置されていました 勧進帳に関しては見たことがなかったため先日のNHKアーカイ…

令和五年秀山祭九月大歌舞伎 夜の部

9月は秀山祭。吉右衛門さんの追善興行です。播磨屋の皆さんが大車輪のご活躍でした。 出町ふたばの豆餅とともに 夜の部 車引 上演頻度の割にストーリーの無さで人に勧めにくい演目二大巨塔の車引(もうひとつは対面)。 わかりやすく説明するなら、「三兄弟の…

直助権兵衛という男…NEWシネマ歌舞伎「四谷怪談」

ビジュアルイメージがサラリーマンのNEWシネマ歌舞伎「四谷怪談」がオンデマンドに上がっていたので視聴しました まずは四谷怪談の登場人物をおさらいしましょう 【民谷伊右衛門/獅童】 討入に行かなかった塩冶浪人。女房お岩との復縁を求めるモラハラ夫。首…

令和五年8月納涼歌舞伎

8月の感想を今更ながら 撮るものがなかったため花火付きの幟でも 今月は久しぶりの3部制です 1部 裸道中 大江山酒呑童子 「裸道中」 最近オメッティーさんの役付が良くて嬉しい。真面目な役もコミカルな役も好きですね 現代の目線とは違うところで見なきゃい…

今も昔も変わらない姿 虫めづる日本の人々@サントリー美術館

サントリー美術館「虫めづる日本の人々」を見てきました 今回はポスターのアートワークがすごく素敵なんです。あえて作品より、華やかな色使いにして サントリー美術館は日本の工芸品の収蔵が多く、中でも江戸時代の日用雑貨は普段からたくさん展示されてい…

宝塚宙組「大逆転裁判」@KAAT

珍しく友の会で当たりましたので行ってきました! 宙組、真風さん時代からオフのゆるゆるとした空気が好きでして… 夏休み特番でずんもえこってぃはるさくで話しているのを見て、代が変わってもゆるゆるは健在で微笑ましかったです。一転舞台になると本当に美…

充実の舞台「研の會」@浅草公会堂

尾上右近自主公演 研の會に行ってきました 普段だったらそこまで頑張って自主公演のチケットを取ろうとは思わないんですが、今回の演目とキャストときたら、夏祭浪花鑑で一寸徳兵衛・儀平次を巳っくん、お梶を米吉くん、磯之丞琴浦を種ちゃんまるる、そして…

爽やかな夏の夢…狂言三代「鮎」

会社帰りに国立劇場で行われた、「古典芸能を未来へ」というイベントに行ってきました。野村万作・萬斎・裕基三世代の出演です。 中でも新作狂言の「鮎」という作品がとても印象に残ったので忘備録としてメモしておきます。私は能・狂言は何度か見た事がある…

妄想の扉が開きかけた令和五年7月大歌舞伎「め組の喧嘩」

幕見で「め組の喧嘩」を見ました まあまあ長いお芝居なんですが、幕見は海外の方が多くて途中で席を立つ方が多かったですね。大詰に相撲取りと火消のかなり大規模な立ち廻りがあるのですが、旅行の予定が詰まっているとそこまでガマンできないですよね、勿体…

三人一座の物語 令和五年7月大歌舞伎「菊宴月白波」

ほんとごめんなさい 今さらながら7月昼の部の感想です 昼の部 菊宴月白浪 七月大歌舞伎|歌舞伎座|歌舞伎美人 舞台で見て何だかしっくり来なくて、ミレールの配信を見て感じたことを書いていきます。今回の演出しか見ていないので受け取り違いもあるかもし…

初めての巡業!松竹大歌舞伎東コース

今回は巡業東コース、北とぴあ公演を見てまいりました これがまた暑い日で、私の席まで空調が届かず、観劇中は身動きがとれないため熱中症になりかけました…こりゃやばいとなり休憩中にコンビニで冷却するパウチ(叩くと中身が破れて冷たくなるやつ)を購入し…