静岡は下田の上原美術館へ。
前日は伊東に宿泊(別記事予定)。最初は陸路で修善寺行きを考えていたけど、下田へ下ることはそうそうないだろうと思い下田ルートに。
以下忘備録。
伊東から下田は伊豆急各停で50分くらい
何度か海岸線と並走する
今回は各停だけどリゾート仕様の黒船電車でまいります
窓と向かい合う座席配置。
ちなみに天気は私の大好きなくもり☁(負け惜しみ
ここからタクシーで美術館まで3500円20分ほど。
海の街なのにどんどん山へ入っていきます
到着、
近代館入口で消毒と個人情報の記入を済ませて中へ
ここまでは撮影OKでした
美しき大地、と称して風景画を中心に配置
須田国太郎の国内外をモチーフにしたものが良かったです
見渡すと山の頂上にでも立って、周りの山々を見渡している感じ
部屋は3つに分かれていて30分もあれば回れます
小さめですが静かで新しくてシンプルで、とてもいい雰囲気です
私は近代日本画のいわゆる朦朧体が好きなので山口華楊作品などが見れて楽しかったです
どこかで解説されていましたが、元々上原氏が自宅に飾るために購入したものが多いらしく、ほとんどが中程度の作品です
続いて外へ出て仏教館へ
入ってすぐの木造仏コーナーは写真が撮れます
薬師如来、日光月光+四天王(前列中央はなんだっけ🤔)
広い講堂のようなスペース。
ところで、何のためにこの新しい仏像たちはここにあったんだろう…?
比較的新しめの仏像が正しい配置で置かれています
二十八部衆がフルラインナップでしたので、おそらく広い所に100体くらいは並んでいたと思います
天井が高く明るい!
一方、奥に進むと厳かで仄暗い室内に収蔵品の仏像が並びます。
下田の古いお寺からの寄贈など。
人がいなかったのでじっくり堪能できてとてもよかったです
お土産として日本画の図録を購入。
上原美術館は大正製薬の上原昭二さんの近代絵画の蒐集品とその親にあたる正吉・小枝夫妻の仏像の蒐集品が元に構成されています
横には向陽寺というお寺があり、その縁起が彫られていました
なぜか全てカタカナで。
なんでも昭和55年に正吉・小枝夫妻の援助で向陽寺を再興したのだとか
その後、横に上原仏教美術館を開館、現在に至るわけです
向陽寺のお堂のすぐ向かいは丘になっているんですが、その斜面に地蔵菩薩がたくさん置かれているのがちょっと不思議で。
よく見ると下に自分でも知っているような議員や企業の社長の名前が彫られているんですね
さらに隣の達磨大師のお堂の中には有名企業の名前で新しいお供え物もしてあったし。
23区内ならともかく、なぜこの下田に?と思いました
小枝さんという方が一帯の整備に関して尽力したそうなので
まあ、なんか、あるのかな…?
大正製薬の社史もネットで軽く調べたらいろいろ出てきて面白かった
東京から車じゃないと金額はまあまあかかりますね
上原家は下田にご実家があるとタクシーの運転手さんから教えてもらいました
やっぱり企業系のコレクションは個性が出ていて興味深い
親子どちらも私の好みと合っていて、はるばる来てよかったなあと思いました