ロンドンナショナルギャラリー展をスルーしての常設展。
人はそんなにいなかったけど、特別展の混雑の痕跡は見受けられた。
さて西美の成り立ちについて。
基盤になっているのは川崎造船所の経営をしていた松方幸次郎氏所有のコレクション。
資金繰りのために作品を手放し、さらにイギリスで保管していた倉庫が火災に遭いほぼ焼失。さらにはフランスで保管していた美術品は第二次世界大戦の折に凍結され戦後にようやく日本に渡ることになったそうな
収集は1930年代頃かと思うが西美所蔵の松方コレクションは制作年が1900年前後のものが多い
やっぱりその時代から見て現代絵画の方が価格的にはお手頃だったりしたのかしら…?
中世の絵画は開館以降の買い足しが多い
元々美術館を開くつもりで収集していたらしく大きい作品が多い
なーんか、以前は撮影禁止だったような気がするけどOKになってました(委託のものはNG)
クールベの波は今回は出てなかったな
イタリアの奇想風景画がよかったです
今回は特別展のイギリスとかけてイギリスの収集品の部屋ができていました
ブールデルのヴェールの踊りをいろんな角度から撮影して遊んだ
かわいい
彫刻に関しては新規購入をしていないのか
松方コレクションか寄贈がほとんどです
なのでロダンルームは本来の松方コレクションを堪能できる
ここから見えるお庭もよき
外壁がモスグリーンなので空が白いと統一感がある
さて西美といえば世界遺産〜
【ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-】という登録名でフランスやスイスなどの建築作品とともに登録されている
世界遺産を構成している建築物、いわゆる構成資産は17で比較的多い、のでは?と思って京都の世界遺産【古都京都の文化財】の構成資産の数を調べたら同じく17だったのでそうでもないようだ
なぜコルビュジエが東京の美術館を設計したのか謎に思っていたけど、フランスで収蔵品が差し押さえられていて縁があったからなのだろうおそらく。
ちなみにぐるっとパスで常設展500円のところを400円にて入館