ぜんっぜん減らねえ。
ぐるっとパス、制覇できる手ごたえはおろか回りたい場所がどんどん増え、終わる気配がない…
こんなに必死に回ることになるとは思っていなかったのですが、普段はしない休みの日の早起きも酷暑の外出も不思議なテンションで乗りきっています。
ミュージアム・ハイ…?聞いたことないけど…
今日は恵比寿の美術館を回ります
まずは恵比寿ガーデンプレイス内の東京都写真美術館から。
今回の展示は2つ。
『Lips』より
連続した唇の写真を並べて、ささやき声が聞こえてくるような空間
『にっぽん劇場写真帖』『スキャンダラス』より
キャンバスにシルクスクリーンでプリントしているから近くで見るのと遠くで見るのとでは表情が違う
2階
岩根愛さんの桜をモチーフにしたシリーズが
立体的でとても良かったです
桜の森の妖艶な雰囲気
普段何気なく撮っている写真だけど、展示されていた7人の個性は七様で面白かった
あしたのひかり展は入場700円
さて恵比寿のもうひとつの美術館、山種美術館へ
何度か行ったことがあるし、いつも人気で企画がおもしろい
今回は春に開催予定だった「桜さくらSAKURA 2020」展です
山種美術館の好きなところは展示室に入ると奥の大きい作品まで見渡せるところ。
展望台に行って景色がいいなあと思うのと同じような感覚になります
桜には個人的にはあまり思い入れはないけど、
自粛期間に「贋作 桜の森の満開の下」を見てめちゃくちゃ、それはもう取り憑かれたかのように文献を調べたところだったので楽しい
山種こと実業家の山崎種二氏の蒐集していた日本画が中心で、奥村土牛は親交のある画家だったらしく作品数が多い
というか、あんなに優しい作品を描く画家が同時代にいたら支援したくなるよね
牛、という丸みのある文字のイメージ通りに優しい醍醐の桜を目にすることができます
第1展示室の最後の方で石田武「千鳥ヶ淵」、小林古径「弥勒」、土牛「吉野」などの作品が見渡せるんですが、実際の桜の咲き誇るさまを見ているようでとっても美しいです
振り返ると桜の幹を描いた小品が並んでいて、そのギャップも良かった
第2展示室では夜桜が楽しめます
恵比寿駅まで戻るもののバスの時間までバス停で待っていたら死ぬ🥵
ということで1階のカフェ椿でお茶することにしました
いつもとても混んでいるイメージだけどこの日はゆっくりできました
和菓子は桜展の橋本明治「朝陽桜」をイメージした陽春という名前だそうです
地獄のような暑さではあるけど、カフェから見える外の景色は明るくてキラキラしていました
さてまだ時間が早いので上野に移動します、が…
しかーし!!
トーハク特別展「きもの KIMONO」と
東京都美術館「日本三大浮世コレクション」は
ぐるっとパス対象外です
私はトーハクは年パスを持ってますが、それも割引対象外のよう(今までもそうだっけ〜?はて〜?)
特別展「きもの KIMONO」はめちゃくちゃ盛況でした、今まで見てきた東京の美術館がウソみたいに。
中世の着物から江戸時代、京都のお座敷輪違屋の再現、男性の着物の歴史、そして現代のデザインまでがものすごい数で展示されていて圧倒。
「日本三大浮世絵コレクション」も盛況でした。
(要日時予約)
三大ってなんのこと?と思っていたら、日本で浮世絵の収蔵点数を誇る3つの美術館のものを集めたという意味らしいです(太田記念美術館、日本浮世絵博物館、平木浮世絵財団)
浮世絵は大きさが均一だからか展示の仕方がシンプル。蛇のように細い通路に延々と作品が並んでいます
役者絵とか面白かった。お染久松とか言われても1年前の私にはなんのことやらでしたが。
同じ版画を美術館違いで並べていたりして
天気が悪くなってきたので
旧東京音楽学校 奏楽堂に避難します
上野公園の中にある台東区の施設。
コンサートホールにはパイプオルガンがあり、今でも演奏会が行われているもよう
急な夕立ですこし雨やどり。
入館料300円が無料に。
そして雨上がりの夕暮れ、国立科学博物館に寄ってきます(要日時予約)
古くて重厚なドーム
入館料560円が無料になりますが、広い館内を全部回るのは無理でした😅
次回はきちんと見るものを決めて来ます💦