すきなもの雑記

話したいことを話したいだけ

令和二年11月 吉例顔見世大歌舞伎

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今月は2回に分けて

一部 蜘蛛の糸宿直噺

四部 川連法眼館

に行ってきました

 

先に見たのは四部。

配役を見ると引率の先生(獅童さん)と副担任(まるる)と生徒2名(團子染五郎)みたいな感じで微笑ましい。

メディア取材は生徒二人が請け負っていたけど、まるるも呼んであげればファンほいほいつれたのに、と思うともったいない。獅童さんは時期的にあまり出る感じじゃなかったしね。

雰囲気も文化祭っぽくて、観客サイドも何があってもご愛嬌だな、という感じで見ていたように感じました

 

一部は千秋楽。

いわゆる頼光の土蜘蛛もので、通常(?)は美女に化けて現れる土蜘蛛が、今回は子どもや芸達者や頼光の恋人に化けて頼光の命を狙う

なんかいろいろパターンがあるみたいですね

猿之助さんの早変わり、正面でまじまじとみてもなんであんなにさっと変われるのか謎。

衣装もそうなんだけど、かつらも変えられるのはなぜ??

猿之助さん女方の色気がすごい、傾城よりシンプルな番新の衣装が似合う

蜘蛛と傾城の演じ分けもちゃんとしてて蜘蛛みたいに横歩きするの怖かったわ

最後は演者全員横並びで華やかだった

糸はあんまり立ち回りでは吐かなかったけど

ラストでは上からの糸と後見さんが最後これでもかと後ろから投げ入れていた

やっぱり土蜘蛛は糸の景気が良くないとね

終幕の迫力がすごくて、平日なのに拍手が鳴り止まず。

アンコールがあるのかと思うくらいだった。