すきなもの雑記

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令和三年国立劇場6月 文七元結

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6,7月の国立劇場は歌舞伎鑑賞教室です

1部 歌舞伎のみかた

この後演じる「文七元結」がどんな時代背景なのかをふまえて舞台機構の解説などをしてくださいます

今回の担当は中村種之助さん

種ちゃんの解説(?)といえばナウシカ夜の部の道化の口上が思い浮かびます

わたしは種ちゃんがナウシカの夜の部の冒頭、

1人幕前で話して歌って踊った10分間を見て「歌舞伎役者って芸達者だな〜」となり帰り道で歌舞伎の本を買って帰った人なので😋

種ちゃんには思い入れがあります

今回は素で舞台に上がっていますが本人は苦手だって言ってましたね

 

さて、文七元結は落語が原作。

全体的に落語っぽいテンポの良さとはっきりとした起承転結があります

 

〜人情噺文七元結のあらすじ〜

長兵衛とお兼は喧嘩の絶えない夫婦。

長兵衛には50両の借金があり、立て替えるために娘のお久は自ら吉原に行って身を売る

吉原・角海老の女将はお久の心意気に心を打たれ長兵衛に50両を貸す

 

長兵衛が50両を抱えて大川端を歩いていると手代の文七が飛び込もうとしていた

話を聞くと店の50両を奪われたので死ぬしかないと。長兵衛は命は金に変えられねえ、と自分の50両を文七に与える

しかしお兼はその話を信じず文七をなじる

そんな中に文七の主と文七が50両を返しにやって来る

文七とお久の縁談も決まり、めでたしめでたしで幕

 

 

 

松緑さんと扇雀さんの組み合わせはあまり見たことがありませんでした

紀尾井町家話でも言っていたけど、扇雀さんは中村屋との共演が多いイメージですね

で、扇雀さん演じるおとくの後半のコミカルな動きが可笑しい🤣演じる人によってかなり変わってきそう

松緑さんがひっぱられていってるのがわかります

そういう意味では、かかあ天下の家なんだろうな

新悟さんは細くて身長も高いけど、丸みのある可愛い声が好き