ミネアポリス美術館所蔵品の中でも日本絵画に特化した展示です
最近気になっているのは狩野山雪
襖絵や屏風のモチーフがやさしい
今回展示の群仙図襖をなんとなく眺めていたら右下に何か…いる
あれ…何…?(蛙らしいです、険しい顔した蛙むちゃくちゃかわいいかった)
しかしながら
中国の爺さんたち(仙人ね)がわらわら描かれた襖の部屋、落ち着かなそうだよね、寝るときとかね。
下の階に降りると曾我蕭白の群鶴図屏風と伊藤若冲の鶏図押絵貼屏風があるんですが、絵師って昔も今も本当に才能が素晴らしい
鶴も鶏も簡素にして雄弁、今にも動きそうとは正にこの事。
この時代の絵師の描く動物は近代日本画に比べると写実の中にも主張があるというか、コミカルでマンガっぽい
墨で描いているのでより一層そう感じるのかも
浮世絵(錦絵)もたくさん出品されていて、東洲斎写楽のあの有名な作品が見れます
やっぱり歌舞伎の知識が多少でもあると浮世絵見てて楽しい
顔が赤いと坂田金時かなとか思えるし、書かれてる文字読んで「あ〜あのお役!」ってなって当時と繋がれる感じがいい
葛飾北斎の諸国名橋奇覧からも出品があります
構図がかっこいいですよね
全部まとめて画集で見たい
浮世絵の〇〇景って統一感もあるし、コレクターのコレクション欲が満たされるんじゃないかな〜
何にしろ海外の美術館で日本の作品が大切にされているなんて嬉しいですね
本展覧会は撮影OKでした