丸の内ピカデリーにて鑑賞
通常料金より600円プラスになりますが、すごくいい劇場!
スクリーンに対してゆるく湾曲していて、席の間があいているので隣の人が気にならないし快適です
音も迫力があって、ミュージカルにはとてもよかった
しかもピカデリーは松竹系で、シネマ歌舞伎関係で東劇を利用している身としては回数に応じて割引してくれたりバースデー割引があったりしてちょっと嬉しい…今回も割引がききました
8月は暑い日が続きましたね
そんな中出勤の気だるい朝、電車の中でエンドレスに再生したのがイン・ザ・ハイツのオープニング。
クラベスを打ち鳴らすラテンのリズムから始まり、登場人物たちが順に歌い、サビで一気に放たれるエネルギーでめちゃくちゃ元気になります
長いナンバーが非常に多く、オープニング、ワシントンハイツの美容院、プール、クラブ、アブエラが天国に旅立つ歌、カルナバル…等
映画で見ていて、舞台だとこういう舞台装置なのかな〜と想像できそうなところが良かったです
海辺で子どもたちに言い聞かせしていたウスナビが実際は雑貨屋の中にいたりとか。
ただ、ベニーとニーナがハイツの外階段で歌うシーンは天地が入れ替わったりするんですが、見ていて切り替わりが全然わからなかった。
あれも舞台の演出を生かしているのか?
ウスナビとバネッサの感情の流れが、中途半端といえばそうだし、リアルな若者っぽいといえばそうなのかも。
ワシントンハイツは本国の理不尽な力で刻々と移り変わっていく…という話かと思いきや、僕達の街は変わらないよ!みたいな終わり方でした
(タイトルがイン・ザ・ハイツだしね)
ところで、ホームパーティーで出てきた料理がとってもおいしそうだった!中米料理、興味ある
さて、ウスナビという個性的な名前を聞き、かつてSHINeeのKEYくんが韓国版で主演を努めていたことを思い出しました
韓国のミュージカルのレベルはとても高いし、万能タイプの彼だからきっといい舞台だっただろうと。
ただやっぱり、ラテンのリズムや移民の感情を全く異なる民族が表現するには無理があると思います。
確かにメロディは楽譜に起こされているだろうし台本も日本語訳できるだろう
しかし「血」がそうでないものを表面的に撫でただけで何になるんだろう?と思う
移民であることやラテン民族との性質の違いはやっぱり日本に暮らしているとわからないんですよね。停電のくだりとかコロナ禍っていうのもあるかもしれないけど。
わからないからと言って投げ出したくはない
でも知ったようなことだけは絶対言いたくない
世界には色んな人がいて、1つの事柄に関してもいろんな捉え方があるということ
それだけはわかっていたいと思いました