すきなもの雑記

話したいことを話したいだけ

素人ストウブ考

狭小住宅一人暮らしの現在の所有鍋

・26cmフライパン  フタあり

大量の炒めものと餃子の時はマスト出動、洗うのが面倒なのでできるだけ使わないようにしている

 

・ビタクラフト  ミルクパン フタあり

小さいくて洗いやすくて稼働率No.1

軽い炒めもの、煮物、無水調理、味噌汁等少量のものはとりあえずこれで何とかしようとする

袋麺もこれで調理

 

・雪平鍋

1.6L

大量のお湯で何かを茹でるときに出動

 

・2合土鍋

炊飯器を捨て土鍋で炊飯

大量に炊いて冷凍するのが面倒というか、炊きたてを食べたいと思うようになり0.5合ずつ都度炊く

白米のみなら吸水なしでも炊飯可

 

・セイロ  小

冷凍肉まんの加熱用、たまに野菜で使用

時間はかかるが、開けたときの多幸感が電子レンジとは雲泥の差

 

・魚焼きグリル

コンロに付いてるやつ

鍋ではないが使用頻度が高い

焼き目をつけつつ温めたいときは弱火で長時間使用

トースターがないのでパンもグリルする

 

・ストウブ  20cm

ビタクラフトでは収まらない材料の場合に出動

もしくは3合以上の炊飯

すんごい重い、が、その重さがおいしい仕上がりにつながると勝手に思っている

 

・ストウブ  10cm

ごく少量の蒸しものや炒めものの場合に出動

そのままテーブルに並べる

 

 

さてストウブの話。

ストウブを購入して2年半が経った

実家にはオーブンがなく、購入前の私はオーブンにものすごく憧れていた

オーブンでチキンを焼いてみたい!ポテトを焼いてみたい!という願望はあったが、大きさや金額に二の足を踏み、一人暮らしを始める際に揃えたホームセンターの鍋で調理を続けていた

 

ある頃から「極上!三ツ星キャンプ」を始めとしたアウトドア番組や企画でアウトドアレシピや調理方法が紹介されるようになる

直火で食材を焼いた焦げ目が魅力的に見えて、アウトドアでも使用できるという、やるあてもないのに単なる憧れでオーブンへの欲は消え、その代わりにストウブの平均的な20cmを購入した

 

レシピ本も購入し使用し始めたが、しばらくはストウブの利点がよく理解できていなかった

焦げるし、火が通るのに時間がかかるし、みんなが言うように味そんなに変わる?という感想だった

 

よくわからないものの、外見はかわいいので()同じ色の10cmを買い足し、世にコロナ禍がやってきた

 

私は料理がうまくもなければ下手でもないレベルだ、おそらく光るようなセンスはない

普通に食べられるのが半分、美味ではないけど食べられないほどではないなというのか半分、という程度の暮らしを続けてきた

それでも料理をするという行為は嫌いではなく、仕事がら深夜に目覚めそのまま野菜を切り始めたりするとなんとなく心がリセットされる感覚が生まれ、それが気持ちよかったりもした

続けている間になんとなく料理の塩梅が掴めてきたという手応えもあった(とはいえ、今でも変な料理ができたりする)

ただしストウブの使用方法はそれまでのホーロー鍋の調理とは根本から違うものなのだと思う

それに気づかないまま、ただ鍋を買い替えたくらいの気持ちでいて謎の失敗や手応えのなさを感じていたのである

 

レシピ本の一番最初には蒸し野菜の作り方が載っている

実家の食卓ではまず上がらないシンプルすぎるメニュー

それまでの私なら作ろうとは思わなかっただろう

が「なんかうまく作れない」という原因と、コロナ禍を利用してちゃんと向き合ってみようという気持ちにも、時間にも、余裕が生まれたのだった

 

 

ズッキーニに塩を降って少しの水で蒸し焼きにする、お気に入りの皿にきれいに盛る

少し自分の気持ちが変わっただけで、出来上がりが変わった

シンプルだから甘く感じるし、いびつさも焦げ目もその中でアクセントになる

さらに後日、蒸し鶏を30分、火を止めたストウブの中で寝かせてみて悟った

 

ストウブってもしかして今までの鍋とは全く違う使い方なのでは…?

 

ちなみに、

レシピ本にも基本の使い方はちゃんと書いてある

どんだけ読んだ気になっていたんだ…

 

というわけでストウブの使い方まとめ。

・ストウブの調理、火はほとんどとろ火、

・蓋をしてほっておくくらいが丁度いい

・火を止めてからの鍋の余熱で最後の仕上げをするから8割くらい火が通ってからが勝負、すぐには皿に盛らない

・ちょうど良く鍋の中の蒸気を回すにはどのくらいの量がいいか、水分と塩分が必要か、これは経験値