Gloryバージョンなるものを鑑賞
SNS上で評判の良さそうなアニメ作品をミリしらで見に行くことが多いのですが、今回ほどナニコレ…ナニコレ…と心の中でつぶやき続けた作品はないかもしれません
あらすじ…
アメリカに旅行中の桜乃が現地でリョーマと再会。地元の不良とテニス対決をしているうちに父親の現役時代にタイムスリップ。
父親が出場する全米オープンでは組織が八百長のために暗躍していた…邪魔になった父、南次郎と家族が組織の標的になるが…
みたいな話なんですが、ストーリーは特に重要ではなさそうでした
やり過ごした追手がワーッって戻ってきたり、桜乃ちゃん何回もさらわれそうになったり。
細かい展開については「おい、」と突っ込みたくなるところが多数、流れは突飛ながらも伏線回収はありきたりな感じです
80年代に連載されていた那州雪絵さんの「ここはグリーン・ウッド」という作品があります
寮生たちの日常ストーリーという軸がありつつ、突然ファンタジー世界が舞台になったり、時空が歪んだり、時事ネタや流行に合わせて登場人物たちが「中の人」になるというメタ展開する回もありました
映画を見ていてその雰囲気を思い出したり。
このまま第2弾以降も制作しそう。
「新生」とうたっているしね。
この「新生」がメタ展開のことを言っているのか、ミュージカル調のスタイルのことを言っているのかはわからないですが…
ミュージカルシーンは楽しめました
生の舞台とは違ったカメラワークや演出は映像作品ならではだと思います(ピッチ調整されすぎてボカロっぽくなってたのが気になったけど、もはやそれでも成立している勢い)
映像はアニメーションではなく全編3DCG。
試合の観客や大人数のシーン、人物がただのコピペだと福岡ソフトバンクの応援ロボホークス公式 ロボット応援団再結成 - YouTubeみたいになってしまうので、動きを一人ひとり変えなきゃいけなくて、とはいえモブなので重要性は低く、動き組む人か虚無になってるんじゃないかなと勝手に心配してしまいました
エンドロールを見ると、国内の多数のアニメスタジオから参加してはいるけれども各社人数は少なく、3DCGのスタッフ自体が日本には少ないのか?それともアニメ作品に関わる3Dスタッフが限定的なのか?という印象でした
東南アジア系と思しき名前が多く流れており、それが普段見ているアニメ作品とは違った点でした
エンディングのあとにフェスなるものがあり、原作イラストとテロップを駆使してキャラソンのMVのようなものが流れます、時間にして10分くらい。
全体的に不思議な世界でしたが、明るくなった映画館でファンの皆さんの反応が良さそうでした