宝塚関連では公演中止が相次いでます
月組はその波がくる少し前に見に行くことができました
月組もいつどうなるのか非常に怖いですが、平常心で、マイペースに続けていってほしいです
体制が新しくなったものの、INしたのは彩みちるさんのみ、珠城さんさくらちゃんの前トップコンビに紫門さん輝月さんも抜けられているにも関わらず…
目が足りんのよ
病院のシーンをコンパクトにし、健司の青年期を中心に描きます
健司(月城かなと)
中盤まではひたすら周りを立てるものとして存在。しかし老年期の第一声「泣かないで…」の愛情深さ、そのあとの遊び歌でもうだめでした。周りももうだめだったっぽくてすすり泣く声が聞こえる
おそらく演出の小柳先生と主演の月城さんだけが健司の青年期は劇中劇であるという認識で、他の生徒さんの1枚外側から全体を捉えているのが怖すぎる…ショーをやってるのが不思議なくらい、れいこさんは「役者」。2番手の変化球が好きだけど、主演として難役がどんどこくるのかと思うと楽しみです
美雪(海乃美月)
運動会を見て海ちゃんてアスリート系なんだなあと思っていましたが劇中の立ち回りがとにかくかっこよかった。衣装も全部良かった
乱暴な姫の役ですが映画よりはエピソードが減ったのと海ちゃんの持って行き方でマイルドになっていました
ラストシーンは美しくて涙、おでこコツンはずるい〜
俊藤(鳳月杏)
所作がいちいち面白いのにちなつさんの根底がシットリしてるからそのバランスが浮かなくていいんだろうなあ
個人的にはレッツゴーハンサムガイの走るポーズが好き。羽背負って出てきたときはパレード始まったのかと思って笑いました
大蛇丸(暁千星)
またクセ強の役をやってるありちゃん笑
いつもクセ強役を真面目に追求しているありちゃんが大好きですよね
ソロのタンゴが前回ショーのミロンガ的で経験が活きてます
伸太郎(風間柚乃)
私も配役発表前は風間氏と同じく健司の老年期をやるのかなあと思ってました
それくらいれいこさんと演技スタイルが似ている
群衆芝居にいても埋もれない存在感はさすがです
路線は以上であとは気になったみなさん。
まずは萩京子、白雪さち花お姉様
ちなつさんとのコンビが最高。セリフはそこまでないのに存在感がすごい
連獅子の紅白の毛が羽根っぽくて笑った
三獣士(蓮つかさ、英かおと、柊木絢斗)
もはや所作でかわいい、今回はキャラで突っ切って盛り上げています
柊木くんの鳩三郎がとても美味しい
先輩先輩後輩で並べたのもうまくできています
じいやばあや(春海ゆう、夏月都)
大蛇丸との掛け合いが面白い
緩めにできているのでアドリブ期待シーンぽいです
警官(朝陽つばさ)
ソロのシーンがあってここは絶対に好きにやっていいところだ…!
なにげにロマンス劇場の向かいに派出所があるので追い出された客と会話しています
本多館長(光月るう)ときよら羽龍
館長の回想シーンがとても美しくて、生のお芝居でもこんなふうに見せられるのかと思って感激しました
回想の健司(夢奈瑠音)
るねぴは京映側でも役があったんですが、わたしはこの回想でしびれた
最近立て続けに壮年、中年役を演じていたのですが杖をついた老人の感じが良く出ていて研究してるな〜と。とても良かったです
雨霧狭霧(礼華はる、天紫珠李)
タンゴに入る前に日替わりアドリブシーンがありますね
毎日打ち合わせしてるのを遠目で見るのが面白いってありちゃんが。
じゅりちゃんは3番目くらいの娘役なんだけど楽しそうにやっていて笑える
タンゴのデュエットは大真面目なのでありちゃんとどっちを見たらいいか…
監督(佳城葵)
最近のお気に入りはヤスちゃんです
監督は下手が多くて遠かったけど、祭りのシーンで飴細工職人?を目の前でやっていてじーっと見ちゃった
他にも、蘭尚樹くん、彩音星凪くん、まのあ澪ちゃんなど気になる方がたくさんいます
月組の芝居、れいこさんがかつて「芝居の作り方としては遠回りかもしれない」って言っていました
話を聞いているとそんな作り方しているのはたしかに月組だけかもしれない…
でもそのおかげで面白いことになっているのは確かだと思います
5組あるけどみんな違う、芝居の月組の実力を堪能できた舞台でした