2020年に開催予定だった同展が先日開幕したので見てきました
特別展で1500円
歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の5つをブロックに分けて紹介しています
歌舞伎エリアでは、楼門五三桐の装置再現
黒御簾の中に入ったりもできます
日本初の映像の重文、1899年の紅葉狩の映像を見ることができます
山神(風の神と表記) 6世菊五郎
團十郎がけっこう扇を落としているのか興味深い
そして何より山神の踊りが見事すぎて。
山神て足の甲で音を出したりリズムも複雑だったりすごく難しそうだなと思っていたのですが、映像を見るだけでもはつらつとしていて綺麗な形。
そして維茂がぜんぜん起きないので普通に肩をゆすりに行ってて面白い
計算すると、この時の6代目は14歳で確かに少し小柄なんですよ
いたずら好きだったという逸話が出てくるのでどことなく山神っぽい
次の間には
暫の衣装と刀(メチャ長い)
これを見て初めて、紀尾井町家話で松緑さんが代役したエピソードの意味がわかりました
文楽エリアは四の切の再現
映像で初めて見たんですが、すごく面白い!
今度公演があったら絶対行く!
狐がぬいぐるみだし、ぬいぐるみのまま宙乗りされるんですね
こちらは舞台側から撮影した静御前
中に入ることができます
そして最後に見たのが雅楽エリア
雅楽って本当に見たことがなかったんですが、
ひとつひとつがとにかく素敵
この規則的な柄の並びが現代的で色遣いもかわいい
色違いの獅子が刺繍されています
そう、全部刺繍なんですよ
衣装でとにかく夢中になってしまいました
中段右から二番目、【胡飲酒】っていう名前の面らしいんですがめちゃくちゃかっこよくない…?
そして映像を見ていると何か中学の内履きみたいなのを履いて踊っている…?
メッシュ素材に見えるんですけど、そんな訳はないので透かし編みなのかなあ…
雅楽の舞ってゆっくりなイメージがあるんですが、対で踊っていても綺麗にユニゾンしていたので俄然興味を持ちました
今度国立劇場で公演があるときは絶対行く!
そんな新しい出会いを感じた特別展でした