すきなもの雑記

話したいことを話したいだけ

クリスタル・スペース・オペラ 宝塚月組 Rain on Neptune

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一番言いたいことはですね

谷先生、うーちゃんを見つけてくれてありがとう!

今回トレフル役のうーちゃんの使われ方が正解も正解。

まず縁太メガネにビーニーに変な柄の靴下とリュックにオーバーオールで、典型的なサブカル好きの機械オタクという外見。しかも弟キャラでやんちゃ。あんなに長い劇中のソロパート、わたしは初めて見たんですが、安定しててめちゃ上手かった!ほんとに好きな造形でパフォーマンスもよくて感涙です。

以上です!

ありがとうございました!!

 

って、オイ。

 

…すみません。心は正直、ギャツビーに行き過ぎていて…始まってもいない公演に心を持ってかれて小説と新旧映画でわくわくが止まりません

この話は止まらなくなるので別で。

 

RoN、カウボーイビバップや前に書いたスペーススウィーパーズ

のようなスペースモノのエピソード、海王星に不時着したらそこは幻想的な宝石の国だった!の巻、って感じでしたね

 

乗組員4人の話、きっとそっちが本筋なんだと思います(違)そのくらい、れいこさんもるねぴもみちるちゃんもキャラがたっていた

 

海ちゃんはハイライトが本当にきれいだった。面長タイプの方は美人方向に振れて羨ましい…

回想のオフホワイトの衣装もレイヤードが凝ってて素敵でした。少年シャトーと草原にいてほしいな。蘭くん出番多かったですね、良かった。

宝石さんたちも可愛かった。からんさんとヤスちゃんが1番前に来ていたかな。このお二方の芝居になんの不安がありましょう。るみこさんとさち花お姉さまも同じく。「こうでなければならない」が無いキャラクターなので演じがいがありそう

ちなつさんはオシャレな科学者。コミカルだけど影もある。

装置が凝っていて、回転しながらうまく使ってるなと思いました。

 

ショーは大人数の場が多くて記憶が…

海ちゃんのモアナの曲はほぼ地声でいってて良かった、あそこは気合で地声でいった方がいいなとナウオン見て思っていたので。

みちるちゃんの乙女のポリシーセーラームーンの一期(確か)のエンディングでしたかね?可愛くて泣けるよねえ。久々に読み直して、好きな世界観ではないけどよくできてる物語だナーって思いました

で、ムーンライト伝説が宝塚仕様にハマりすぎちゃって、もう宝塚の曲ってことにすれば?っていうくらい合ってた

れいこさんは前半のコートといい、カッチリした服が似合いますよね〜というか宝塚でカッチリしてない服の方が珍しいか。ショーでは白いキラキラロング燕尾みたいなのを着てました。蒼紫様やるのにも割と合ってた

 

というわけで、楽しんで見れましたが…2点。

まず会場とディズニーがファン層と合わない点。生徒さんはとっても合う、むしろ日本でトップクラスに合うと思うんですが、ファンの年齢層が高いので、浮き方が半端ないなと思って歩いてました。いくらムラと舞浜が「造られた街」という共通項があったとしても埋められない所で、不思議なもんです。

 

次に月組の長所と谷先生の長所にズレがある点。

谷先生は月組作品をたくさん演出してくださってますが、演出の雰囲気は花組とか星組が合うんじゃないかなぁと思います

月組はストレートにお芝居ができる組なので、例えば衣装はシンプルにセットはモノクロとか、過剰なものを引いていけば行くほど良さの出る組だと思うんです。つまりはLAST PARTYなんですが。

からんさんは今回のような役も映えるけど本質は魂を見せる役者だし、るみこさんは乾いた演技を見せる達人だし、ヤスちゃんやみよっしーや蘭くんは細かいところで見せるいぶし銀の活躍が光る職人タイプなので、実はブエノスのみたいな方が活きるんだよなあと。

ストーリーが、尺の関係とはいえふわっとしていたのが何とも。月組は深い芝居できるのになあと思いながら見てました。ディズニーリゾートのミッキーの長めのショー+α、くらいの感じで見ればいいと思います

 

と。ここまで書いて思いましたが、ありちゃんの新たな可能性をひらくためのブエノスだとしたら、逆もまたしかり…?ということは月組大劇場で谷先生のオリジナルがあったりするのだろうか…