すきなもの雑記

話したいことを話したいだけ

鶴明会@浅草公会堂

2年前の配信で鏡獅子をやりたいと言っていた鶴松くん、納涼歌舞伎の主演を経てこのたび自主公演を開催しました。おめでとうございます。

体感ですが、他のお家より自分でご準備されていたもよう…本人が場所取りの抽選に並ぶって笑。

しかしながら衣装替えの間はご兄弟にトークしてもらい、お兄さんに至っては2日後に主演舞台の初日。手厚い援護射撃だったと思います。

 

・高坏

芸心と舞踊の技術がないと成り立たない難しい演目。

6代目菊五郎がフレッドアステアに感銘を受けて作った舞踊だとかなんとか…

ということは…6代目菊五郎と柚香さんは同担ってことなんですね(違)

鶴松くんは若いし真面目なので、このままずっと続けていって、おじさんになったときに面白みのでる演目になるんだと思います

虎ちゃんのテキトーな高足売、吉太朗くんの生真面目な太郎冠者がキャラに合っていて良かったです。高坏の次郎冠者がしっくりくるようになったら、鰯売も演じられる役者になるんだろうなと思いながら。

・春興鏡獅子

お稽古の様子が「あしたの内村」という番組で取り上げられていました

お兄さんの稽古、めちゃ優しかった

中村屋の巡業で浦島を演じた際、小道具の扱いがうまくてペン回し上手そうだな〜と思っていたのですが、鏡獅子の扇の扱いがメチャうまくてびっくりしました

特に扇を縦に重ねて人差し指で回すところとか、扇飛ばして持ち変えるところとか、むしろ慣れてる?くらいの扱いで良かったです

いつも言っていますが、鶴松くんは傾城より町娘なので、あまり役のベースは関係ない演目とはいえ、連れてこられてイヤイヤしてるところはとて可愛かったです

獅子へのギャップも、若いなりのガオーッっていう勢いがあって良かった

観客層は中村屋のファン、鶴松くんのプライベートの知り合いって感じで拍手喝采でした

いつもトークでいじりまくるご兄弟も、この日は鶴松くんを立てていましたね。その中でも勘九郎さんが鏡獅子を踊った際のお稽古で、幹部の三者三様のダメ出しで疲弊した話をそれぞれの特徴を交えて再現していて面白かったです