すきなもの雑記

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佇む鷺の美しさ…水墨美術館と富山さんぽ

富山遠征ついでに観光もしてきました

中心部は派手な観光地がないためゆっくり散歩できて楽しかったですね、グーグルマップ開いて地図見ながら土地の様子とか海岸線とかを想像するのが楽しかったです

観光ルートとしては環水公園と富山県美術館散策が王道なんでしょうが、少し外れたところにある水墨美術館が気になったので(友人もそっちが気になると言ってくれた)向かいました!

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前庭の芝生が青くて美しくて、葦の池に立つ鷺が絵画のよう。建物は長く大きな平屋で、反対側には茶室と更に芝生がありました

隅々までお手入れされていて感動。

特別展は白洲次郎と正子の暮らした武相荘展だったんですが、これもすごく良かった。

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白洲正子といえば民藝品の収集で有名で、展示されている湯呑も花器も味があって素敵。ガラスケースで展示しておきながらも花器には生花がいけてあってセンスが光ってました。

正子といえばよく著書に能の記述が出てくるのでゆかりのあるお家の生まれのかなと思っていたらそんなことはなく。きっと能のオタクだったんでしょうね〜、女性で初めて能舞台に立ったのが正子だったとか。その時の土蜘蛛を演じたお写真が飾ってありました。

本当に素敵な場所で、猛暑の中静かな美術館の中から見る青々とした芝生が忘れられません

さてそのあとは、丸ノ内で降り城址公園を、暑さのため死にそうになりながら横断。

夕食後に環水公園まで歩き夜さんぽです。環水公園は運河がきれいに整備されていて北欧っぽいシンプルさでした

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ライトアップもしていた

この日のホテルは富山駅前のJALシティ富山。

新しい駅近のホテルでした

朝食はビュッフェ形式で3000円くらいだったかな

キレイだし美味しかったです

 

翌日は頑張って移動、前回記事の観劇後、富山地鉄宇奈月温泉まで移動します

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宇奈月までの車窓が良かったですね

富山山間部の木造のお家がたくさん残っていて

新幹線で見る富山の民家は田園の中にぽつぽつと、林の中に建っているような様式が多いですよね

それとは全然違っていて興味深かったです

さて、宇奈月温泉は黒部開発の際に発展した温泉宿だそうで。

黒部ダムの開発…計画停電とか、電力不足とか、昨今も聞き慣れたワードが難関工事のきっかけだということで、色々と考えさせられます

今回泊まったのは「やまのは」さんf:id:em378794:20220720213507j:image

ロッジ風ですが実際に泊まった部屋は隣のアネックス(映ってない笑)です

2000年前後に経営が変わったっぽい…しかし、お部屋はきれいだったし露天のロケーションは良かったし、食事はバイキングだけど調理が上手で美味しかったので文句なしです

 

翌日は黒部峡谷鉄道で終点の欅平まで

猛暑の予報でしたが天然のトンネルをトロッコで通ると寒いくらい

そしてトンネルの中には整備用の細いトンネルが先の見えないくらい縦横に通っていて、めちゃくちゃ雰囲気ありましたね〜

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山の怪談話読むの好きだから、ドキドキしました!

さて、欅平からの帰り道で宇奈月の源泉にあたる黒薙温泉に寄ってきました
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調べるとこの角度の画像が出てくると思うんですが、この角度でしか撮れない笑

ここは入口で、奥に向かって下ると内湯と部屋、手前に向かって登ると露天風呂です

川べりなので増水時は怖そう

泉質は湯の花が軽く舞いつつも無味無臭です(内湯)

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思いのほか多く写真を貼ってしまいましたが、

アート、観劇、温泉、と盛りだくさんの富山旅行でした