周りに詳しい方もいらっしゃらないので初めての、右も左もわからない劇団四季です
じゃあなんでチケット取ったんだと思うじゃないですか…それが本当にただの嗅覚で、原作の藤田和日郎氏がストーリーに長けた漫画家だということと、タイアップ感が薄くて演目をきちんと選んだっぽい(=思い入れがあって良い演出をしてくれそう)と感じたからです
ゴースト&レディの会場は竹芝のJR東日本四季劇場[秋]です
竹芝はフェリー乗り場があり、人も少なく、季節によってはゆったり過ごせる良いところだなと思ってます
四季の劇場はファサードを大きく構えていないのでビルの2階に急に現れてびっくりします
舞台の大きさは普段見ている歌舞伎座や東京宝塚劇場よりも小さく、ACTシアターくらいですが高さがあるので席数はそれなりにあります
客席の天井は演目に沿って飾り付けてるんですが撮影可能か微妙だったので撮影はしませんでした
私が見た日のキャスト
フロー 谷原 志音
グレイ 萩原 隆匡
デオン・ド・ボーモン 岡村 美南
ストーリーは原作から設定が変わっている部分もあるそうです。ストーリー上強引には感じませんでした。1幕の最後に出てくるデオンがかっこよくて気がついたら幕間。今回演じていた岡村美南さんの声が声優の小山茉美さんに似ていて艶のあるお声でした。立ち廻りも迫力で見せ場ではけっこう激しい宙乗りがあります
主演お二人の演技もとても良くて、あまり可愛らしくないフロー(きっと藤田先生もそういう感じで描いてるんだろう)と粗野な感じのグレイが段々と心を通わせていって、敵である長官を倒す時のフロー役谷原志音さんの絶唱、その素晴らしさというか、声のデカさに笑、心のなかで大感激していたところラストの演出が…!劇中の小道具をうまく使っていて大号泣。派手な装置もセットもお衣装もたしかに必要なんだけど、最後に訴えかけてくるのは演者と演出家の心意気なんだなあと改めて思いました
開演してすぐは録音に慣れなくて本当に没入できるか不安だったんですが杞憂に終わりました
全体的に歌唱のレベルが高く、普段見ている舞台とはそこが決定的に違う点でした