雪組「ベルばら」を見てきたんですが、前の予定がずれ込み残念ながら2幕からの観劇となりました。もう1枚チケットが取れていたんですが、これはかねてから見たいと言っていた母へプレゼント。何だかんだ宝塚のベルばらってブランドですよね。母は衣装が豪華だったと喜んでいました
私はあーさオスカルとあがちんアンドレが見れただけでも感無量。今度はこの二人が雪組トップ、2番手になるの…ね、まだ想像できてませんが。
夢白アントワネットが気品あふれる王妃で良かった。ラストシーンはオリジナル演出ですけど宝塚の舞台装置ならではですね
ベルばらが「宝塚歌舞伎」と言われるのは作風や台詞回しが古臭くて歌舞伎みたいだから。だけど掘り下げていくとベルばらって本当に歌舞伎なんですよ。異性装や話の途中で明かされる血縁関係「実は〇〇」など、原作は思い返してみると歌舞伎的なストーリー要素が見受けられます。池田理代子氏が意識していたどうかは知らないけど
今回の「フェルゼン編」はベルばらの知識が頭に入っていることが前提のように思います。男装の麗人オスカルと身分違いの恋に悩むアンドレというキャラクターの設定を観る側がわかっていてこそサイドストーリーとして活きてくるというか。何となく「松浦の太鼓」を思い出しました
そしてフェルゼン役咲ちゃんの軍服の美しさを目に刻みました。咲ちゃんの雪組は月組の次に一番見た組。ショーのゴージャスさは抜きん出ていましたね。シティハンターと夢介は謎だったけどショーがとにかく良かった。1本ものの蒼穹の昴が良かっただけにケチがついてしまったのが残念です。ボニクラを見に御園座へ赴き、ライラックも意外と面白く見れました。ドイルは宙組の件の後でチケットは取りませんでした。上級生が多く残っていて咲ちゃんを支えてくれていた印象です