やっぱり、サントリーの文化事業に(だけは)お金を払いたい…!
ということでメンバーズクラブを更新し英一蝶展を見に行きました。
略歴を見るまで知らなかったんですが、宝井其角のお友達だそうです。其角?誰それってなると思うんですが、あれです、「松浦の太鼓」とかにでてくる俳人です。私はいつだったか…はーさんと新悟さんの四十八時忠臣蔵で猿弥さんが演じていた記憶が…
これでしたこれでした。四十八時忠臣蔵じゃなく、花競忠臣顔見世でした…ということで、今回はそんな其角のお友達の英一蝶という脳内イメージで見て回りました。其角が亡くなったあと、昔を懐かしむ句を詠んでいたりして、友情が伝わってきました
実は英一蝶は太鼓持ちとして花街の顔役という一面も。それでお上に目をつけられたのか流罪になっていたようですね。でも船で物資が届いたり江戸からの依頼があったり、大変ではあろうけど「島ぐらし」みたいなちょっとゆったりしたものを感じました。吉原の1日を描いた絵巻はとても精巧に書かれていて、江戸初期(忠臣蔵はおおよそ1700年くらいの出来事って覚えると分かりやすい)なので髪型や着物など、花街の風俗もイメージと少し異なるのが興味深いです
布晒舞図。一番印象に残ったのはこの作品かな
実物の配色が赤と水色でバランス良く感じました。解説に舞っているのはかぶき踊りの女方かもと書かれていて興味深かったです
やはりサントリー美術館の良さは展示室のメリハリですね。ボリュームのある作品を中盤の下のフロアに持ってこれる、階段から降りながら高さのある作品を鑑賞できるというのはとてもいい点だと思います