すきなもの雑記

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東京楽所「新春の雅楽」@サントリーホール

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この時に雅楽について興味を持ち、この定期公演には3回目の参加になります。こちらの団体に関してはよく存じ上げないものの、年に一度の雅楽に触れる機会として重宝しています

今回は後半に舞楽3種。「蘭陵王」「納曽利」は左舞、右舞としてニコイチなんだとか。解説書きによると勝負事で左方が勝つと「蘭陵王」、右方が勝つと「納曽利」を舞ったそうです。また左舞は日輪、右舞は月輪を意味し、必ず1日の理に沿って左舞から舞うのだそうです

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宮内庁のホームページより、蘭陵王。実物もこんな感じで走舞という躍動感のある舞を1人で舞います

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伊勢神宮の納曽利。2頭の龍の戯れを表しているそうです

カッと顔の向き変えてこっち見られるとドキッとする

この公演を何度か見てきて思うのは、管絃も舞楽も同じ旋律を繰り返し、しかも1つの演目が長いため、若干のトランス状態を起こします。舞楽は最初の旋律に戻るたびに踊りの角度を変え、それが複数人の舞になると模様の変わる万華鏡のようで美しいです。トランス状態は無になれれば良いのですが、今回は仕事のこととか過去のこととか、なんかいろいろ余計なことを思い出し始めて体育座りしたくなりました。今度は別団体や宮内庁のイベントとか参加してみたいと思います

伝統芸能であと未見なのは沖縄の組踊と講談と落語かな〜、あとは声明公演も興味があるんですよね…(国立劇場にはよくチラシがあった)今年はどれかお目にかかれればいいですね

サントリーホールは年に何回か訪れる立地も相性のいいホールです。今年もいい体験ができたらいいなと思います