すきなもの雑記

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歌舞伎を描く@静嘉堂文庫

静嘉堂の「歌舞伎を描く」展に行ってきました。なぜ浮世絵展という名前ではないかと言うと、新しい年代のものが多いんですね。(明治期は新版画や錦絵と名称が分けられている)。同時代に生きた岩崎早苗夫人がお好きだったとか。そのため美術館のコレクションのような浮世絵展とは違った目線で見ることができ、100年前の強火オタのコレクションを見せていただくようで現代の歌舞伎オタクとしてはとても楽しかったです。でも当時のオタクにはブロマイドがなかったんですもんね。早苗夫人はブロマイドがあるなんて羨ましい〜!と思っているかもしれません

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豊原国周 皇国自慢初陽因雲閣(復元)

6枚組なんですが、これすごく大きくて綺麗だった〜復元じゃなく本物が手にできたなんて、当時のオタクが羨ましい!

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これはどのお芝居かすぐにわかりますよね〜(私が)。加賀見山再岩藤で岩藤が宙乗りをする場面で、大好きな場です

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通期で展示されている「芝居町新吉原風俗絵鑑」も当時の芝居小屋の雰囲気が感じ取れて楽しい。やはり現代の観劇はお上品なんだな〜と思えるほど猥雑な雰囲気が伝わってきます。展示はとても素敵だったのに、物販が少なくて残念でした。財布の紐はゆるゆるでしたが、無いものは買えないので泣