※本来夏に上げる記事(そして書ききれず諦めかけていた)でしたが、紀尾井町家話で振り返り談があったため遅くなりましたが当時の感想をアップします

初めて歌舞伎座向かいのホノルルコーヒーに入りました。歌舞伎座を見ながらのコーヒーとパンケーキはまた格別ですね。ただ表通りで混雑していたので私はルノワールと宮越屋珈琲がお気に入りです
さて今月は歯抜けですが
男達ばやり
研辰の討たれ
を観劇しました。
・男達ばやり
町奴と旗本奴の張り合いは幡随長兵衛が良い例ですね。巳之助さんの町奴、隼人さんの旗本奴です。中盤、茶屋のくだりがちょっと意識消失しかけましたが、後半の立ち回りは最高でした。今月も側転など巳っくんのとんぼは健在。髪がほどけた姿は団七九郎兵衛みたいで、巳っくんで夏祭を見たいなあとしみじみ思いました。一人だけだと派手派手の流しなんですが、猿弥さん福之助くんが終盤登場すると派手派手メンが増えてなんだかチンピラのアロハシャツみたいで納得しました。話はよくわかんなかったけど、まあ意地の張り合いなんでしょうと。
※後日紀尾井町家話の巳っくん隼人さん出演回にて、男達ばやりのお話が。本人たちも謎な話だなーと思っていたみたいです。観客としてはそこまで変な話じゃなかったので、お二人のキャラクター造形ゆえにお芝居が成立したのかなと思います
・火の鳥
中盤までは号泣する準備ができていました。船に乗って霧の中を進むシーンとか、先月の鬼平で似たような情景があったけど、全然ポテンシャルが違うんだもの。そのあとも、紗幕と映像とセットを組み合わせて火の鳥を探す現代的な演出のくだりがとてもとても良かったです。玉様の火の鳥もダンサーを従え大きく見せていたのが良かった。少し新・三国志を思い出しました…が!!終盤の説教が長すぎる。終盤虚無になってしまい、結末がぼやけてしまったのが残念でした。
・研ぎ辰の討たれ
8月と言えば野田さんの演出で「桜の森の満開の下」を上演した年もあったんですよね。ほぼ同じメンバーが揃っていたので「桜の森」やってほしかった…!
研ぎ辰はスタジオセットが特殊で、横幅の広いセリを作り、そこにフタと階段を取り付けて登ったり降りたりしていました。さらに宿屋では暖簾のような大きな布が垂れ下がり、それを仕切りとして芝居のメリハリをつけていました。演出はやっぱりスゴイ!と思ったんですが、芝居が金太郎飴というか桜の森とアプローチが同じなんですね。これは以前映像でNODAMAPの芝居を見た時にも感じたので、脚本の特徴なのかもしれません。とにかく勘九郎さんはしゃべくりまくり、その緩急で魅せる。七之助さんは強いしたたかな女!という感じでした
本当は3部フルでチケットを持っていたんですが、仕事の関係で長時間お籠りが困難となり見たいもの3つを厳選した感じです。最近よほど没入しないと舞台を見ていても無意識に仕事のことを考えてしまうので、芝居の幕見にした方が良いのかなあ…ただ幕見のチケットは取るのを忘れてしまうんですよね。