下書きのまま放置していたのですが、自分の記録のためアップします

私が大好き、みんなも大好きな演目「義経千本桜」です。今回は
渡海屋大物浦 Bプロ
川連法眼館の場 A・Bプロ
を見てきました。
咲き誇る桜は美しいけれど、凄惨な戦いで散っていった命と重なるようで、美しいからこそ悲しい、悲しいけれども美しいという、舞台が美しければ美しいほど泣きたくなる芝居です
さて渡海屋大物浦。巳之助さんはここ1年で劇的に真ん中が増えましたね。3大狂言を通しでって決まったときはこんなに巳っくんの役付きが良いとは思ってもみませんでした。巳っくんはとにかくお顔を見てほしい。目がこぼれそうで表情が細かくて、見ていて面白いです

※画像お借りしました
ある大意のために偽って1つ屋根の下で暮らす二人の男女、そして傍らにはあどけなく眠る子供………ってさ、絶対なんかあるじゃん。300年前にこんなSPY FAMILYみたいな話書かれてたとか信じられない。
この渡海屋大物浦には良い台詞が散りばめられています。
官女たちがもはやこれまでと海に飛び込む寸前まで安徳帝を思っているんですね
「妾はお先へ。我が君様の御道しるべ。はやおさらば」
知盛が義経に言い放つ言葉
「討てば討たれ、討たれて討つは源平のならい。生き替わり死に替わり、恨み晴らさでおくべきか」
何度同じ芝居をみても新鮮に涙が出るのは、言葉の力なのかなと思っています
四の切は團子バージョン、右近バージョンを両方見ることができました
私はよだいめの四の切にものすごく思い入れがあって、團子バージョンはよだいめの四の切を初めて見たときと同じ、あえて桜が降る花外で見ました。花外で言うと、吉野山は1階で見ると面白い笑(3階だとほぼ何やってるか見えないので)猿弥さんの速見藤太の膝スライディングとか見れて良かったです
弥次喜多で、いつか私もやりたい(團子)、お前にはまだ早い(猿之助)ってやりとりがありましたよね。團子チャンは体力もあるし勉強熱心だし、味わいを差し引いても見ていて感じるものがありました。花道の近くだったので吉野山の引っ込みが迫力があって良かった。澤瀉屋型は狐になるんですね
右近バージョンは配役が豪華!静米吉、藤太種之助、亀井巳之助、駿河隼人という旧浅草組で充実の内容でした