突然ですが高山って憧れですよね、山深くて関東からも関西からもちょっと行きにくい土地。飛騨の木工職人を登場人物にして私が夢中になった新作歌舞伎が〈贋作 桜の森の満開の下〉でした。曰く、原作の坂口安吾は飛鳥と飛騨にある「飛」という漢字の共通点から飛騨王朝説を唱えていたとか…?
名古屋から高山までは高山本線で2時間半なんですが、途中の下呂温泉で途中下車します
まずはバスで下呂温泉合掌村をさんぽ
円空の彫った仏像の展示もあります
合掌村から歩いて共同浴場の白鷺の湯でひと休み
前にも来たことがあるんですが、変わらず清潔感があって静かで洋風の素敵な温泉です
高山に移動する前に白鷺の湯の道中にあるレストランで飛騨牛のハンバーグを食べたんですが、これがまた美味しくて。ひき肉のぎゅっとなった旨味が地元のお米と朴葉みそに合う
特急に乗り高山に到着。本日の宿は東急ステイ飛騨高山 結の湯です
新しいホテルだったので温泉が新しくて良かったです。それにしても高山はホテル選び難しいなと思いました。本当なら宮川周辺が良いんですが駅前という安心感も捨てがたく…温泉|【公式】 東急ステイ飛騨高山 結の湯
景色はほとんど見えないんですが、開放的なお風呂に入るだけで気分がリフレッシュされますね
小上がりのあるお部屋で電子レンジ付きだったので夕食は買い出しに行こうとなり、さんぽがてら買い出しへ
広い高山陣屋(江戸時代の裁判所とか役所とか蔵を合わせたやつ)を見学しました
高山の通りはとにかく飛騨牛の握り寿司が人気。しかし飛騨牛はお昼に食べたので、テイクアウトの焼き鯖寿司とミンチカツ、きゃらぶき、牛すじ煮込みとフロントで日本酒などを買い込みテーブルに並べました
そしてやはり、部屋でうだうだ食べているといつでもベットに入れちゃうのが良いというか悪いというか。夜はあっという間に過ぎていきました
翌朝は早く起き出してビュッフェで目を覚ましてから朝市へ
途中の町並みにわくわくして散歩しがいがある
陣屋前朝市から川沿いの宮川朝市へ移動します
どちらの朝市も散財しちゃって危ない〜!漬物や鷹の爪、わたしは変わり種でドライフラワーを購入しました。東京の雑貨屋さんより全然安いんです
宮川朝市を抜けると櫻山八幡宮の参道にぶつかります
大きな古いお社でした
日が高くなり朝市以外にお店も開き始めたので、飛騨春慶という漆の小さなお盆を購入しました。他にも飛騨さしこやお香、家具、酒屋、骨董店など地元に根付いたお店が格子越しに並んでいるのでいくら時間があっても足りませんね。海外から来た方にもぜひ気に入ったものを買って帰ってほしいな
チェックアウト後に蕎麦小舟さんで最後の腹ごしらえを
熱いつけつゆに薄切りの飛騨牛が入ってるんですが脂がだんだん溶け出してきて美味しい〜!
お店も古き良き蕎麦屋さんといった感じで広かったです