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ホスピタリティと搾取について考えた…平成中村座@同朋高校公演

平成中村座の同朋高校公演に行ってきました

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私が見た夜の部の演目は

二人藤娘

四の切

でした

歌舞伎のオタクをやってると四の切を目にする機会は割と多く、こんな私ですら菊之助さん、松緑さん、猿之助さん、珍しいところで又五郎さんや青虎さんの狐忠信を見てきました

そんな中で今回は勘九郎さんの狐忠信。

四の切の幕切れのパターン(型ではない)はざっくり、宙乗りするパターンと桜の木に乗って終わるパターンがあります。今回は体育館に設置された長い花道だったのですが、勘九郎さんはそのどちらでもなく、花道を帰っていきました。狐忠信は踊りとも違って身体を目一杯使うのでハードそう。

 

さて、今回の公演は会場が体育館。舞台と花道が高いのは他の会場と同じとしても…座席が低すぎる。

体育館でやるならパイプ椅子が必要だと思います

座布団だけだと首が痛くなっちゃう。年配のお客様が多く予想されたはずなので次回もあるなら改善したほうがいいですね。杖の方がいて大変そうでした。

あとですね、会場のスタッフ(お茶子さん)を高校の生徒さんが行っていてそれもどうなのかなあと思いました。学校は学びの場であって労働(それも無償)する場ではないよなあと。言いたくはないけど通常料金を払っているのに、建物は体育館でアテンドが生徒って文化祭みたい。名古屋でやるならやるでちゃんと小屋を建ててほしいなと思いました