すきなもの雑記

話したいことを話したいだけ

令和四年 寿初春大歌舞伎3部

f:id:em378794:20220124001556j:image

歌舞伎座  令和四年の新春興行です

令和ってもう4年目なのね…(遠い目)

 

今月は3部。まずは岩戸の景清から

初回は松也さんver.でした

岩戸に籠もった景清を引っ張り出すために「北風と太陽」のごとく奮迅する浅草組

まずは衣笠(米吉)と朝日(新悟)の舞、続いて和田義盛(隼人)と千葉介(莟玉)の槍と弓、そして義時(種之助)の力技で景清が登場、だんまりから軍兵との立ち回りで舞台上で全員の口上があり最後は景清の飛び六方で幕となります

景清と言えば阿古屋の彼氏ですよね、清水での別れの語りが切ないやつ

元は黙阿弥作で、歌舞伎家話の米吉くんの解説によると黙阿弥のデビュー作になるらしい、松也さんの持ち込みだったそうです

 

芝居の良かった点

・軍兵の皆さんの立ち回り

すごく良かった。途中で棒を持ち出すが、その棒の扱いまでも揃っていて見ていて気持ちよかった

花道のトンボ(あれを返りこしって言うのだろうか…?)も迫力があったし、景清と一対一で立ち回りされる方の動きにキレがあって、完全にアクションシーンを生で見ている感じだった

 

・フロントマンになった猿弥さん

私が松也さん景清を観劇した数日後に、猿弥さんが代役を勤めることに

お弟子さんが、しかもお家の関係者も出演していない舞台で主演代役されるというのはなかなかないことだろう、ということで買い足し

話がそれるが、私が新作で最も好きな歌舞伎は「贋作  桜の森の満開の下」。

猿弥さんは主要キャストのマナコ役で出演しているが(NODAMAP版で演じるのは古田新太)、エンドロールの並びが下すぎてがっかりだった

歌舞伎は配役も並び順も家柄が重視されていて、割と実力ではどうにもならない事が多い

昨年の歌舞伎座「骨寄せの岩藤」では2番めの役だった巳之助さんが主演の代役をしており、本来ならば舞台の流れがわかっている出演者がスライドし、端役にお弟子さんが入られる方が事故が少ない

例えば今回なら、舞踊パートのない歌昇さんか巳っくんが松也さんの代役、空いた方にどなたかが入るのが代役のセオリーな気がする

(鬘が合う人が猿弥さんしかいなかったとか?)

猿弥さんが配信のキャスティングを含め松竹から重宝されているのはわかっていたので、ここで代役主演が回ってくるのは澤瀉屋ファンとしてとても嬉しい事だ

猿弥さんは丸まった軍兵に足をかける時に思ったよりも高くてよろよろしてる(笑)以外は、迫力があって、瞳がキラキラしていて、いつもの余裕のある感じじゃなくて必死で

めちゃくちゃかっこよかったよ

立ち回りでは手首の先を使っていて、所作というよりはリアルないなし方だったし、並びの口上を聞きながら表情が変化するのが演劇的で新鮮だった

 

急に会社に言われて大変だった〜って話をいつかしてくれるんだと思う

好きな役もこだわりも熱意を持って語らず、ただ与えられる役に満点の出来で応えるっていうのは「アーティスト」というよりは「職人」としての最高の結果の出し方だと思う

 

 

というわけで

ひとしきり泣いたあとの四の切。

今月は3階と花外で見たので、2回の宙乗り四の切は全く違う視点から楽しめた

3階は最後まで見られるので宙乗りが堪能できる

が、花外の席では宙乗りの最後は見えない

仕方がないので私は本舞台上の狐を見送る皆さんを見ている

そうすると、私の席には上から桜吹雪が降り注いでくる

歌舞伎でなくても、上から何か降ってくる演出は多い

それでもほとんどは舞台上だけでの話で、私(客席)に降ることはまずない

なので、桜吹雪を浴び舞台の中に入り込んだような気分だった。桜吹雪越しに見た本舞台はキレイだった

そもそも外側の席は花道を挟んで舞台全体が見える、見晴らしのいい席なんだと初めて気がついた

 

 

 

宝塚月組 FULL SWING!

 

ショーの感想です。

率直に言うと

月城さん、海乃さんのことまだ抱きたりないんです?

と…

問いかけたくなるほど全編でいっちゃいっちゃしてます

いいぞ

プロローグが終わって銀橋渡りがあるんですが、なんかずっと手繋いでる…振りじゃなくて歌いながら手を繋いで渡ってるの…何ですかあれ…

そしてジャンゴの場面とミッドナイトイン巴里の場面の密着度が…

二人の体の内側がぴたーっとなってて自然にこの距離感だとしたらにやにやするやつだし、「もうちょっと近づいたほうが良くない?」という議論の元だったとしたら、それはそれで爆発します

海ちゃんのお衣装が大人っぽいやつで、特に海ちゃんは足さばきがとっても素敵なのでスリットからいい感じに見えて良いですね、赤いスパンコールのタイトスカートはとっても素敵

両場面のキャラクターが「恋人に献身的な女性」と「生きるために男を出し抜く女性」で全く違うのも面白いです

れいこさんのお衣装もはずれなし

ゴールドのトレンチコート、軍服、スーツ…と素敵すぎる

ホラ、サンバの例のやつとか頭より大きい襟とか、たまに出現するじゃないですか

ミッドナイトイン巴里は冒頭でタバコを吸うんですが、それが超かっこいい

そして情けない感じでオチをつけるのがものすごいれいこさんぽいの。やっちまったなって

本当に1場面ごとにお芝居仕立て。なんかそれがすごく良かった。

 

衣装といえばジゴロの場面のちなつさんが黒タートルにチノパンみたいなスタイリング、つまり普段着で踊ってたと思うんですけど、異常に足が長い。スタイルが良すぎるよ。知ってたけど。

この場面では晴音アキさんがお相手なんですけど、お似合いでなんか泣けた

DIVAさち花お姉様も貫禄でした

プロローグのちなつさんのトレンチのハットからのぞく目がかっこいいよねえ…

ミッドナイトイン巴里のれいこさんとのやりとりはそのままモアダンに持っていったほうがいいんじゃない?と思うくらいシックなステージだった

 

全体が大人っぽい中で動きをつけていたのがありちゃん。

ノマドは謎めいているけど群舞のまとまりの良さが感じられて迫力があった

今回なん東京も含めて初めてのSS席で、中詰マイウェイはなんと真ん前がありちゃんだった…!

その位置からおそるおそるオペラで覗いたありちゃんの感想

「お人形か…!」

ありちゃん、70年代の少女漫画の作画みたいに瞳がキラキラしてた

しかも今回の中詰は銀橋“渡り”ではなくその場で歌唱なんですね

B席から見たときは構成動かなくてつまんないなーって思っていたんですけど、訂正します

一心不乱に歌うありちゃんを見上げ、胸が一杯になり、そして何故かありがたくなり、泣きました

涙拭いてたから、一瞬この人泣いてるなっていう視線が来た気がした

ありちゃんの組替えが発表される前だったんですが、しっかり間近で見れて本当に良かったです

本舞台の0番はかぶる席だったんだけど、やっぱりSS席っていいもんですね…

 

フィナーレ以降は中継のおかげで見たいときに見られる喜び

階段上で娘役と踊るManteca、曲が良すぎるし娘役のラテンぽい赤と黒のスカートがかっこいい

あえて言うなら、れこちなはかっちりと着崩さないスタイルの方が刺さるのでノーマル燕尾が好きなんだけど、色違いでわかりやすいのでこれでも良いよ

歌いだしの前、ふたりの掛け合いにいろいろとバリエーションがあるみたいですね

燕尾体操第一、最初に見たときMantecaからぽっこぽっこていう音数の少ないパーカッションに変わるので面白くて笑っちゃった

集まったところとかみんな軽く笑ってて、でも本気で頑張っててかわいいよ。練習面白かっただろうな。

燕尾中に何度か大きいジャンプがあるんですが、揃っていて良かったです

博多座のときも思ったけど群舞がけっこう揃っている。るねぴとかがダンス隊長なのだろうか…?

そして風間氏

ちなつさんありちゃんと乗る銀橋は風間氏にとってはどうしたって分が悪い、スタイルおばけのふたりに対抗するには誰よりも楽しむしかない!

そんな答えを掴んだのが見えた気がしました

風間 ✕ お羽ちゃん、今後組む場面が増えそう

 

私は東京の2次は全滅で(同じ条件で桜嵐記は4公演行けた)、ありちゃん最後の月組の舞台ということもあり、ロマ劇FSが予想外のプラチナチケットに。

ショースターのありちゃんがいなくなってしまって今後どうなるんだろうっていう気持ちもあるけど…

先のことなんてわからないから、今は勢いに任せて登るところまで登ってみようっていう月組が頼もしくもあります

 

 

 

新たなる出会い篇 体感!日本の伝統芸能@東京国立博物館

2020年に開催予定だった同展が先日開幕したので見てきました

特別展で1500円

歌舞伎・文楽能楽雅楽・組踊の5つをブロックに分けて紹介しています

 

歌舞伎エリアでは、楼門五三桐の装置再現

f:id:em378794:20220114000707j:image

黒御簾の中に入ったりもできます

f:id:em378794:20220114000726j:image

日本初の映像の重文、1899年の紅葉狩の映像を見ることができます

鬼女  9世團十郎平維茂  5世菊五郎

山神(風の神と表記)  6世菊五郎

團十郎がけっこう扇を落としているのか興味深い

そして何より山神の踊りが見事すぎて。

山神て足の甲で音を出したりリズムも複雑だったりすごく難しそうだなと思っていたのですが、映像を見るだけでもはつらつとしていて綺麗な形。

そして維茂がぜんぜん起きないので普通に肩をゆすりに行ってて面白い

計算すると、この時の6代目は14歳で確かに少し小柄なんですよ

いたずら好きだったという逸話が出てくるのでどことなく山神っぽい

 

次の間には

暫の衣装と刀(メチャ長い)

松王丸の成田屋音羽屋の衣装が並んだりしています

これを見て初めて、紀尾井町家話で松緑さんが代役したエピソードの意味がわかりました

 

文楽エリアは四の切の再現

映像で初めて見たんですが、すごく面白い!

今度公演があったら絶対行く!

狐がぬいぐるみだし、ぬいぐるみのまま宙乗りされるんですね

f:id:em378794:20220114002716j:image

f:id:em378794:20220114002610j:image

こちらは舞台側から撮影した静御前

中に入ることができます

 

そして最後に見たのが雅楽エリア

雅楽って本当に見たことがなかったんですが、

ひとつひとつがとにかく素敵

f:id:em378794:20220114002932j:image

この規則的な柄の並びが現代的で色遣いもかわいい

f:id:em378794:20220114003013j:image

色違いの獅子が刺繍されています

そう、全部刺繍なんですよ

f:id:em378794:20220114003059j:image

衣装でとにかく夢中になってしまいました

f:id:em378794:20220114003143j:image

中段右から二番目、【胡飲酒】っていう名前の面らしいんですがめちゃくちゃかっこよくない…?

そして映像を見ていると何か中学の内履きみたいなのを履いて踊っている…?

f:id:em378794:20220114003517j:image

メッシュ素材に見えるんですけど、そんな訳はないので透かし編みなのかなあ…

雅楽の舞ってゆっくりなイメージがあるんですが、対で踊っていても綺麗にユニゾンしていたので俄然興味を持ちました

今度国立劇場で公演があるときは絶対行く!

そんな新しい出会いを感じた特別展でした

 

 

宝塚月組 今夜、ロマンス劇場で

宝塚関連では公演中止が相次いでます

月組はその波がくる少し前に見に行くことができました

月組もいつどうなるのか非常に怖いですが、平常心で、マイペースに続けていってほしいです

体制が新しくなったものの、INしたのは彩みちるさんのみ、珠城さんさくらちゃんの前トップコンビに紫門さん輝月さんも抜けられているにも関わらず…

目が足りんのよ

 

今夜、ロマンス劇場で

病院のシーンをコンパクトにし、健司の青年期を中心に描きます

 

健司(月城かなと)

中盤まではひたすら周りを立てるものとして存在。しかし老年期の第一声「泣かないで…」の愛情深さ、そのあとの遊び歌でもうだめでした。周りももうだめだったっぽくてすすり泣く声が聞こえる

おそらく演出の小柳先生と主演の月城さんだけが健司の青年期は劇中劇であるという認識で、他の生徒さんの1枚外側から全体を捉えているのが怖すぎる…ショーをやってるのが不思議なくらい、れいこさんは「役者」。2番手の変化球が好きだけど、主演として難役がどんどこくるのかと思うと楽しみです

 

美雪(海乃美月)

運動会を見て海ちゃんてアスリート系なんだなあと思っていましたが劇中の立ち回りがとにかくかっこよかった。衣装も全部良かった

乱暴な姫の役ですが映画よりはエピソードが減ったのと海ちゃんの持って行き方でマイルドになっていました

ラストシーンは美しくて涙、おでこコツンはずるい〜

 

俊藤(鳳月杏)

所作がいちいち面白いのにちなつさんの根底がシットリしてるからそのバランスが浮かなくていいんだろうなあ

個人的にはレッツゴーハンサムガイの走るポーズが好き。羽背負って出てきたときはパレード始まったのかと思って笑いました

 

大蛇丸(暁千星)

またクセ強の役をやってるありちゃん笑

いつもクセ強役を真面目に追求しているありちゃんが大好きですよね

ソロのタンゴが前回ショーのミロンガ的で経験が活きてます

 

伸太郎(風間柚乃)

私も配役発表前は風間氏と同じく健司の老年期をやるのかなあと思ってました

それくらいれいこさんと演技スタイルが似ている

群衆芝居にいても埋もれない存在感はさすがです

 

路線は以上であとは気になったみなさん。

まずは萩京子、白雪さち花お姉様

ちなつさんとのコンビが最高。セリフはそこまでないのに存在感がすごい

連獅子の紅白の毛が羽根っぽくて笑った

 

三獣士(蓮つかさ、英かおと、柊木絢斗)

もはや所作でかわいい、今回はキャラで突っ切って盛り上げています

柊木くんの鳩三郎がとても美味しい

先輩先輩後輩で並べたのもうまくできています

 

じいやばあや(春海ゆう、夏月都)

大蛇丸との掛け合いが面白い

緩めにできているのでアドリブ期待シーンぽいです

 

警官(朝陽つばさ)

ソロのシーンがあってここは絶対に好きにやっていいところだ…!

なにげにロマンス劇場の向かいに派出所があるので追い出された客と会話しています

 

本多館長(光月るう)ときよら羽龍

館長の回想シーンがとても美しくて、生のお芝居でもこんなふうに見せられるのかと思って感激しました

 

回想の健司(夢奈瑠音)

るねぴは京映側でも役があったんですが、わたしはこの回想でしびれた

最近立て続けに壮年、中年役を演じていたのですが杖をついた老人の感じが良く出ていて研究してるな〜と。とても良かったです

 

雨霧狭霧(礼華はる、天紫珠李)

タンゴに入る前に日替わりアドリブシーンがありますね

毎日打ち合わせしてるのを遠目で見るのが面白いってありちゃんが。

じゅりちゃんは3番目くらいの娘役なんだけど楽しそうにやっていて笑える

タンゴのデュエットは大真面目なのでありちゃんとどっちを見たらいいか…

 

監督(佳城葵)

最近のお気に入りはヤスちゃんです

監督は下手が多くて遠かったけど、祭りのシーンで飴細工職人?を目の前でやっていてじーっと見ちゃった

 

他にも、蘭尚樹くん、彩音星凪くん、まのあ澪ちゃんなど気になる方がたくさんいます

月組の芝居、れいこさんがかつて「芝居の作り方としては遠回りかもしれない」って言っていました

話を聞いているとそんな作り方しているのはたしかに月組だけかもしれない…

でもそのおかげで面白いことになっているのは確かだと思います

5組あるけどみんな違う、芝居の月組の実力を堪能できた舞台でした

 

 

 

 

唯一無二の空気感「キングスマン ファーストエージェント」

キングスマンシリーズっておもしろいすよね…

映画ってリアリティを感じさせることが良いみたいになっていて、それは観客に「そんな展開あるわけねーだろ」って言われたくないがためなのかなと思いつつもやっぱり真面目にリアルを追求してくれているとそれが「良さ」ってこちらも言ってしまったりもして。

だけどキングスマン過去2作はあまりそこにこだわってないように見えて、カラフルで荒唐無稽でそこそこに下品でグロテスクで、だけど人間の感情のゆらぎがあって…そこが面白いシリーズだと思っている

 

で、今作。

歌舞伎、宝塚ときて歴史の知識ゼロから着々と増やしている昨今の自分。きちんと正史も勉強しようね、というわけで今回は第一次世界大戦の発端となったサラエボ事件からイギリス、ロシア、ドイツの歴史的背景が物語の鍵になっています

個人的にはロシアに興味がある。

ロシアが舞台のお芝居って宝塚でも結構あって私が見た中ではアンナ・カレーニナドクトル・ジバゴ。愛月さんがラスプーチン役で神々の土地をやっていたなんてことも。

ラスプーチンがどういう感じで王室に影響を与えていたのかっていうのはキングスマンでだいぶ掴めました

ロシア音楽と舞と立ち回りっていうのがかっこよかった

で、イケメン息子のコンラッドを色仕掛け目的で投入したのにラスプーチンは父のオックスフォード公を選ぶという笑

最初はコンラッドの成長譚かなぁと思っていたのですが、なかなかきっかけをくれない父。しびれを切らして起こした行動が戦地で悲劇を起こします

そして父の物語として軸が定まり、最終決戦へと向かいます

単独で飛行機から着陸するあたりからはドキドキしっぱなし。なにしろ最後まで何が起こるのかわからないのがキングスマンなので。

テーブルマウンテンに上陸するまでや手動エレベーター(?)での闘いが、細かく一挙手一投足に注目できて、アクションシーンがとにかく良いですね

全体は馬鹿っぽいのに浮ついた感じがないのって役者の演技がコメディに振ってないからなんでしょうね、みんな大真面目だからこっちも感情が振り回されずに見れました

ただ、犯人の予想だけは当たってしまった。

私にしては珍しく。

次は現代に戻ってエグジーの物語なんでしょうか…彼のキャラが結構好きで、演じるタロンくんも注目してるので、前作で色々あったとはいえ続きが楽しみです

 

 

昨夜の出来事…「ラストナイト イン ソーホー」

f:id:em378794:20220109114447j:image
ホラーのカテゴリーみたいですが、私はダークファンタジーとして楽しめました

センシティブな少女が体験した昨夜の出来事…聞いてくれる?みたいな。

 

エリーが最初の夢で見る冒頭の60年代のロンドンが美しすぎて泣いてしまった

ネオン輝く街とダンスホール、男女の駆け引き。

しかしじわじわと、きらびやかなだけじゃない、闇の暗さが迫ってきて。

追体験するサンディがパートナーのジャックに売られ殺される、エリーは現実世界でジャックの正体を探し始めることに。しかし図書館で古い新聞を探すエリーに男たちの亡霊が迫る。しだいにエリーは現実と妄想の境がわからなくなっていき…

図書館のシーンを見ていて、何で男たちが追いかけてくるんだろうって疑問に思ってました。殺人を犯して正体を知られたくないのなら逃げるのでは?って。

結局、男たちはエリーに真実を知らせたかったんですね

サンディは自分自身の心を殺し、自分を食い物にする男たちを殺していた

その真実を知られないようエリーは現在のサンディ=アパートの大家に命を狙われるが…

 

田舎から出てきたばかりの純朴そうなエリーが60年代ファッションに身を包み大変身、しかしその後精神の不安定さを滲み出すように荒んでいくのが印象的でした

映像の質感は「ベイビードライバー」と同じく新しいのにノスタルジック、という不思議な感じ。話の展開はコンパクトなんだけど、大詰は結構ド派手に展開します

終わり方も爽やかで気持ちがざわざわせずに映画館を出られます

 

日本でリメイクしたらもっと湿っぽいホラー(繁華街にある木造家屋みたいな)になりそうだからやめといたほうがいいな、と思いました

 

編集のつなぎがうまくて、二人の少女がダンスをしながら入れ替わる場面がとても自然でした

 

 

 

 

東京ドームホテル

東京ドームホテルのシングルプランが1万円を切っていたので、宿泊してきました

バブル期の建設かなあと遠目に見て思っていたのですが開業は2000年、築20年程度なんですね。

都庁と同じ丹下健三氏の建築。なんか都庁と雰囲気…違う?かな??都庁の硬質な感じよりはちょっとマイルドでホテルという用途を意識しているのかもしれません

 

東京ドームシティ自体は2階をグラウンドフロアにしているのですがホテルのフロントは1階なので、いざ入館!みたいにテンションは上がりません。そのかわり気構えなく入れるといえばそうなのかも。

f:id:em378794:20220105122716j:image

f:id:em378794:20220105122728j:image

ベッドの壁のえぐり方が現代の建築デザインではなさそうな感じ

窓辺に広めのテーブルがあるので仕事で使っても良さそうだけど、何かあったらすぐにベッドにインしてしまいそう笑

部屋は東京ドームに面していて、東京ドームでコンサートがある際に、宿泊しているファンが窓をデコっている例のあたりです

最近のホテルと比べると、シングルの部屋でも間取りは広い

景色もきれいで過ごしやすかったです

 

東京ドームホテルといえばレストラン「リラッサ」のビュッフェ、今回は初めて朝食で利用しました

朝は私の大好きな中華コーナーはお休み

それでも、広くて種類も多くて肩肘はらなくて良くて、老若男女が楽しめる朝ごはんだと思います