すきなもの雑記

話したいことを話したいだけ

北斎づくし@六本木ミッドタウンホール

世はオリンピック一色ですね

開会式には海老蔵さんがご出演。

歌舞伎座で撮影した経緯を考えると興行のためではなく、その撮影のために歌舞伎座を抑えたような気がしちゃってなんだか切ない。

とはいえMIKIKO案では伝統芸能のでの字も出なそうだし、どちらにしろ切ない気持ちになるのは変わりがなかったようです。

 

さてそんな中、六本木の北斎づくしに行ってきました

感想としては「すごーく六本木っぽい展示」。

写真におさめたくなるような見栄えのする展示、

映像との融合、

大規模だけどサブカルっぽい、

夏休みの子ども〜若者向けに北斎の業績を楽しくわかりやすく学べる内容になっていました

日時指定予約とはいえ、会場に入ると満員御礼です、すごい。

 

浮世絵の展覧会の場合、全般に言えることですが作品の大きさが同じで単調な展開になりやすい。

しかも今回は北斎漫画もセットなので下手すると単調すぎて歩きながら寝ちゃう。。

 

今回の展示はそこをうまく「映え」で気分転換させてくれます

天井からは北斎漫画の各館の見どころが下がっており、壁も床も北斎漫画でデコレーションされている。

しかも単純な壁紙ではなく、反発性の生地でなんかふかふかしてるんですよね

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北斎漫画、富嶽三十六景と続いた後で映像ブースを入れたのは単調さを軽減するためのような気がしました

映像ブースでは壁面パネルと縦置きパネルを組み合わせて北斎漫画と富嶽三十六景のキャラクターが動き回ります

こういう、作品を切り取ってアニメーションみたいに動かす手法流行ってますよね

特に北斎漫画はパラパラ漫画みたいに同じ動きを重複して刷られているものがあるので、そのままアニメーションのように感じました

去年六本木で行われていた、しりあがり寿氏と北斎コラボのインスタレーションはけっこうすごかったので、ちょっとこぶりな感じがしてしまったけど。

また、江戸のことを調べるにつけ、当時の人は富士が本当に心の拠り所になっていたんだということを知る。富士塚しかり、富士講しかり。

その庶民の心を量って富嶽三十六景およびその後の富士作品は制作されたのか、それとも北斎はじめ当時のマスメディアが煽ったためだったのか…

盃に反射する富士や窓からのぞく富士やら変化球も多く富士を探すのもまた一興でした

 

日時指定予約で1800円

 

歌舞伎の聖地と知らなかった六区の歴史…浅草さくっとさんぽ

歌舞伎の舞踊「三社祭」。

日本舞踊をベースにした美しい舞踊作品とは一線を画し、「善」と「悪」の面をつけた二人の漁師がユーモラスに踊ります

ユーモラスではありながら、舞踊のわからない私から見ても飛んだりはねたり立ったり座ったりのハードな振り付け。

しかも善玉と悪玉のお面は口でくわえているそうで…

舞台上に二人きりで、衣装替え等ではけることもなし。踊りの技術で勝負しなければならずとっても大変そうです。

 

そんな三社祭が8月、染五郎さんと團子さんのコンビで行われます
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二人が浅草神社で取材会をされていたので、わたしも浅草寺参拝のついでに浅草神社に寄ってみることに。縁起等を読んで今回初めて知ることが多々ありました。

浅草神社について | 浅草神社 三社様

 

いままで三社祭って江戸時代の漁師二人が黒雲に飲み込まれて…っていう「お祭り」に近い時代設定だと思っていたんですが…

あの漁師、600年代の人だってサ

聖観世音をすくい上げた2人とそれを奉納した真中知命を祀ってずっと「三社大権現」としていたのに神仏分離で「浅草神社」になったと。

お祭りだけは名前を残して「三社祭」。

もちろん舞踊は神仏分離の前に成立しているので名前も「三社祭」のまま。

なんか、ホント適当だよね〜。

拝殿の横に三社の石碑があったんですが、その経緯の説明からも適当さへの怒りみたいなものが伝わってきました。

 

ちなみに浅草寺の裏手、浅草病院の前には9代目團十郎銅像があります

戦時中、金物として差し出してしまってために戦後に鋳造し直したものとのこと。

 

また、雷門の左右の裏面には天龍と金龍の像が配されており、天龍は国立劇場の親獅子でお馴染み、平櫛田中の作だそうです。

見どころが色々とあります。

 

 

 

浅草寺浅草神社で参拝したあとに六区周辺を散歩。

この前、カメラ撮影の勉強しに江戸東京博物館に行ったんですが、中村座再現や歌舞伎諸々も面白かったんだけど、明治期の浅草六区にまつわる展示があって、それが全然知らないことだらけで興味深かった。

 

江戸時代から見世物小屋や歌舞伎の興行で賑わっていた浅草の奥山エリア。

区画整理のため六区を作りそこに娯楽施設をすべて移動させ、活動写真の隆盛もあり随一の歓楽街になったと。

 

当時の写真がすごくいい感じ…!

演目の看板に「アントニークレオパトラ」がかかっていて、それってこの前花組さんがやってた…!?となりました

のぼりが所狭しと並んで、西洋風の建物(ハリボテかもしれないけど)と人の行き交う大通りの感じ、わたしもその世界に存在してみたかった〜!

 

残念ながら今ではその賑わいは全く無く、通りの広さと建物の名前からほのかに残り香を感じる程度…

wikipediaを見ても高度経済成長の頃には衰退が始まっていたとあり、なんだか切ない気分になりました。

(なんとなく、治安悪くなって自滅したんだろうなっていうのは想像がつく。跡地は今もパチンコ屋とウインズだし)

 

浅草に取って代わったであろう新宿のカフェー文化については新宿歴史博物館が詳しいところ

ここも面白かった

 

現在映画と劇場の中心地である日比谷との関わりも興味深いですね

東京の歴史って面白い…けど

大抵調べていると関東大震災第二次世界大戦という2度の壊滅的な打撃で失われてしまっているんですよね

とても切ないです

 

宝塚月組 桜嵐記 Dream Chaser その1

私が宝塚にハマったきっかけは星組

初めての現場は月組

 

礼真琴がもしも…

いわゆる宝塚っぽい男役だったら。

阿弖流為を見てフーン、で終わってた。

 

真琴さんが、私の抱いていた宝塚像とはかけ離れていたことに興味を持った。

真琴さんの現場に行きたい!の延長にダルレークがあって、正直ダルレークを見た段階では月組に対する解像度は高まらなかった。

 

だけどダルレークをきっかけにして「あの時ダルレークに出てたよね」ってことから月組の番組を見るようになって…

 

坂道ゴロゴロですわ。

 

星組は真琴さん見たさに入っていった組。

月組は演目でとりあえず…みたいな感じで入っていって生徒さんに沼落ちしていった組。っていう真逆の落ち方をしている。

 

というわけで東京公演の

桜嵐記  Dream Chaserを見てきました

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やっぱり舞台装置がすごかった…!

真ん中に川が流れるセットは歌舞伎でもあるんですが、川が中段で前後に分かれて後ろ部分がにゅーっと上に伸びるんですよ

するとびっくり、川の中から高師直の湯殿が現れるんです

これはいくら歌舞伎座の丸盆+セリでも見たことない😂

吉野宮は十種香や四の切のお屋敷、赤坂村楠木邸はそれこそオーソドックスな平場の閑居、上部から桜の枝の垂れ下がり…というふうにどことなく歌舞伎のセットと共通点がありました

上(2階席)から見て意外だったのは、冒頭に桜の花びらが散って、終幕までそのままになっているということ(歌舞伎だと後見さんがきれいに片付けるので)。

装置転換や立ち回りもありますが床が桜模様なのも風流でいいなと思いました

背景も美しい吉野の桜で、それこそ先週見た義経千本桜じゃんね

 

歴史、本当になんにも知らないのですが幕開き前に説明していただけますから大丈夫。

にしても、足利尊氏は源氏の血を引いてるんですね。源平の遺恨、あとのあとまで尾を引いてます。

物語のキーパーソンは千海華蘭さん演じる農民のジンベエだと思います

連れ去られそうになる弁内侍を助けようとし、斬られそうになる北朝足軽を助けようとする

歴史に名もない民衆の優しさこそ正行の守ろうとしたものなのではないかと。

 

私も過去、沈むしかない泥舟に乗った経験があり、なぜか観劇しながら己の過去に思いを馳せるという…

 

ラストで出陣式に時間を戻し、華やかに締めくくります

この構成がとても効いていて、終盤からは周りの泣いている気配を感じました

 

歌舞伎で通しをやると端折っても2時間半くらいです。なので、幕間なし90分で3兄弟を描こうとなると「短!」と思ってしまいます

正時と百合の掘り下げとか、勝ち戦もうちょっと見たいなとか。戦記物らしく尊氏と高師直との知能戦とか(歴史知らんくせによう言うな)

 

でもね

ショーの時間がなくなっちゃうので。

 

あんなに泣いていたのに私たちは幕間の30分でDream Chaserに向けて整えなければならない

花組さんのCool Beastで体感5秒だったことに敗北感を感じた私、対策として幕間30分の間必死に紙資料(プログラムね)に目を通し、流れを頭に入れて望みました

大体こんな感じ〜、じゃなくプロローグのあとはスパニッシュ、ミロンガに続いてKPOPからの中詰!ここでは誰見る!みたいな。

おそらくショーって目から入る情報量が多すぎて脳がフリーズするんですよね

だから思考停止して体感5秒。

今回は思考しながら見ることを心がけたので体感5分くらいにはなりました😂

紙資料大事。

 

まず舞台装置。

幕の時点で前方の壁に光彩みたいなプロジェクションマッピングが映し出されるんですが、光源がわからなくて。2階席のせり出しにでもあるのかな

違う場面でも薄めのパーティクル(動きあり)が幕に映し出されていたりして細かく凝っている

大きい三日月が上から降りてきたり、柱後ろに置いたりしていました

 

さて、お芝居では動きのなかった後村上天皇もといありちゃん、ショーではありちゃんにロックオンです

スパニッシュではさくらちゃんに取りすがり、ちなつさんに「誰お前?」みたいな感じで向かっていきます

そしてミロンガの登場シーンは壁に持たれて登場、足もだけど、腕も長いよねえ。組んで踊って楽しそうでした。

珠城さんにリフトされるっていうことだけは知ってたけどなんか予想してたリフトとは違った…

なんか両足上がってませんでした?

ありちゃんはミロンガが一番見ごたえあった〜

おもむろに珠城さんとちなつさんが組んで踊り始めて笑った〜画になる〜

中詰のあとターバン?ヘアバンド?をつけた衣装があるんですが、先に出てきたれいこさんが取れた?んだかで手に持ってはけていきました

そのあと現れたありちゃん、ターバンの上に前髪が乗ってて、ここははけるって言っても舞台の端に寄るだけで、ターバンつけ直して戻ったれいこさんが前髪乗ったありちゃん見てにこにこしてました

ところで本当に不思議なんだけど、早替えってどうなってるの?何人スタッフいるの?衣装に仕掛けがあるの?

 

さて、そんなれいこさんはI'll be backのセンター

どやどやしてます

この構成、エストレージャスで真琴さんがやっていたBackとほぼ同じ…!

なんかぴえむ(2PM)とかぴに(INFINITE)とか選曲も微妙に古いのが😂

でもこれ宝塚のファン層を考えた絶妙な選曲なのかもね…

 

続きは2回目の観劇以降にします

まだまだ見たりない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宝塚星組バウホール公演「マノン」

VERDAD!!の翌日は愛月ひかるさん率いる「マノン」の配信でした

(この間に深夜〜昼勤を挟んだので前半は死んでた)

幕間あたりで東京はものすごい雨!

晴れていたのにあっという間に雷雲と視界を遮る大雨がやってきて、鳥が一斉に逃げていったりして。

おかげで2部は割と覚醒して見れました。

 

何か…みんな言ってるけど

金がないなら働けよ🙄って思いますよね

 

でも現代日本に置き換えると、

めっちゃ好きな彼女→若いし親には結婚認めてもらえない→家出、勘当→スロットで稼ぐわ→負ける→彼女パパ活落ち

みたいなことだから、まあなくはないか…?

これはこれで観客の生活水準が高すぎて共感を得られないかも

 

スペインのセビージャ(セビリア)からマラガのあたりってフラメンコでも割と重要な土地で、ヒターノ(流れ者でフラメンコの祖)と貴族が共存していた土地だと思うので、マノンがたとえ若くて純粋キャラだったとしてもヒターノだったら説明がついた気がする

ヒターノは労働をしないイメージなので…(個人的主観入ってます)

お金がなくて芸で身を助けるしかないから、物に釣られやすい

ここではないどこかを常に求めていて世間からの目は冷たい…的な。

フランス設定からの改変なのでなんとも言えませんが。

そうするとマノンの衣装が暗色系のカルメンっぽい感じに変わってきたりとか…

 

有沙瞳ちゃんはロドリゴへの純粋さとその他に対する狡猾さが同居していて良かったです

男役を斜めに見上げる表情の艶やかさが良い

 

愛さんは修道院に入れられてから破滅に走るラストまでに迫力と疾走感があった

あと、サイコロに息を吹きかける(イカサマ?)賭博のシーンがめちゃくちゃかっこよかったので是非ディーラーの役もやってほしい

 

あかさんのミゲルはニンで、とにかく衣装が似合っててかっこよかった、冒頭の燕尾服が特に。

柳生では残虐な敵方役でやばいメイクしてでかい武器持って立ち回ってほしいな(柳生をなんだと思ってる)

 

そして…レスコー役の天飛華音くん

いやもう天飛くんが良かったっすよね

足開いて堂々とした立ち姿がいいし、横目で見たときの白目が良い!!

全身全霊の「すまん!!!!」も声デカだったし死に方がアクロバティックで派手だった〜

野獣系男役って感じで輝いてました

ありえないんだけれども

愛さんと逆のキャストで見てみたかったです

純粋ゆえに破滅していく天飛ロドリゴに悪いことばっか教える愛レスコー、良い。

VERDAD!!−真実の音−

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宝塚歌劇星組トップ  礼真琴さん中心のコンサートです

星組はスカイステージのトーク等を見ていても思うけど

いつもわりと様子がおかしい

なんか一番すみれコードがゆるそうだし、全然霞食べてないし。

今回もNOW  ON  STAGEの段階で様子のおかしいトーク。(褒めてます)

瀬央さんはもちろんなんですが、なこちゃんの真琴さんTO(トップヲタ)の本性が漏れていて、それはそれで個性としていいんじゃないかなと思います

 

さて本編を配信で視聴しましたが、すごかったですね!

そしてすごいと同時にちょっと心苦しくもなり…

セットリストの中には美女と野獣のBe our GuestとWickedのdefying gravity があって

真琴さんはいわゆる…アラジンに例えると

アラジンもジャスミンジーニーもできちゃうタイプなんですよね

だけどトップさんなので在籍している間はアラジン的な役をされるわけだし、あんなフルスロットルの歌唱がそうそう演目の中に出てくるわけではないので、このコンサートでしか見られない

真琴さんの無限大の力を狭めているのでは…と心苦しかったりもして…何様なんだって感じですが。

 

1部では星組88年の歴史を振り返るパート

衣装は白黒を基調にしていました

この頃宝塚ファンのブログを読むようになって驚いたこと、

20年前とか30年前の再演が決まっても「あ〜あの時の、見た見た」みたいな人が多いの、オタクとして強すぎますね。そして…

今から赤ちゃんみたいなこと言いますが。

今回のセットリストにある、セ・マニフィークってあの曲なんですね!

クルンテープで美園さくらちゃんがセンターで歌っていた、版権対応で代打として歌われた曲!(なんつー覚え方)

確かに歌詞でセ・マニフィークって言ってるわ〜!

みたいな知識が増えて良かったです

 

最近の曲だとEtoile de TAKARAZUKA が爽やかで好きです

Killer Rougeは今回はちょっとテンポ遅めだったけど原曲はテンション上げるときに聞いてる

RAYはサビのメロディが好きだし、何より歌唱のメインは真琴さんだ!

 

ラストのノバ・ボサ・ノバ

のちのトランスである…って感じ!

調べたらトランスは80年代に生まれたジャンル。

ノバ・ボサ・ノバが50周年ならまだ誕生する前なんですね、すごい。

オケだけどあれはトランスの萌芽。仮に生で見たとしたら大人しく座っていられる自信がないです

雪組版の放送を見ましたが、心構えが必要ですね。演じる方も見る方も…

 

 

2部はもうちょっとくだけて、真琴さんの歌いたい歌を中心に構成されたセトリ。

まず、ギラギラが良かったです!

JPOPは基本聞かないけど、ナウオンでギラギラやるってわかってから配信の日まで、時間があれば原曲ver.のギラギラを聞いていたと言っても過言ではない

すこし厨二病っぽすぎる世界観ではあるけど

《スパンコールの瘡蓋》

《蛍光色の痣》

という歌詞の単語のチョイスが良いです

フルで聞きたかったです

衣装もトレンチコートで振りがついていてめちゃくちゃかっこよかった!

 

私はミュージカルにあまり思い入れがないので、ミュージカルパートは正直Seasons of Loveとオペラ座の怪人の曲くらいしか知らなかったんですが、なこちゃんのアリエルは可愛すぎてリアルに涙が出ました

「あし!」って言う(原曲でも言ってた。かわゆ😂)

なこちゃん、トップコンビという意味で考えるとマンツーマンで歌よしダンスよしの先輩がそばに常にいるわけだから、そりゃあ好きになるよね…

真琴さんは年上&男役とのコミュニケーションのとり方がうますぎる一方で、真逆ベクトルの年下&娘役から来られた場合(しかもすごい圧で塩対応してもへこたれない感じ)の対応がへたくそなのが愛おしい…

その辺はレポしてくださるのをTwitterで微笑ましく…いや、萌えながら見ていました

配信が楽しみ→むっちゃくちゃ楽しみっっ!!にハードル上がったのはそれまでのレポがあったおかげです。

 

 

真琴さん以外では…

瀬央さんがいるだけで本当に陽のパワーで満ちあふれる

天寿さんも愛さんも感化されて様子がおかしくなるのがわかる

あと髪伸びるのはやい!

 

天寿さんがお話している後ろで見切れてるしもちゃん(夕渚りょうさん)、メイクがイケすぎてて目がいっちゃう

 

ロミジュリで半分剃ってて三編みで、いつもどこにいるかわかりやすかった湊璃飛さんも髪のびてました〜

今回ブルーアッシュでわかりやすかった

 

オペラ座の怪人でソプラノを担当していた都優奈さん、星娘役で歌える方を新たに見つけました

 

コントに出ていた鳳真斗愛くんもいい味出してました

 

ダンサーライン(碧海さりおくん、希沙薫くん)、1部の真琴さんのソロで黒いスパニッシュドレスで踊ってましたね〜重そうな衣装だった

 

このくらいの人数構成なら全然覚えられるんだけど、これがまた柳生の配役で敵方の武士とか姫の従者とかになってしまうとね…

そして今分かれている3部隊がまとまるしね…

きっとまた振り出しだな…(遠い目)

 

配信の視聴だったにもかかわらず

これ、紙資料(プログラムの意)絶対いるな

と思ったので開演前に近くの映画館行って買ってきました。わざわざ。馬鹿かな。

何せコンサートなわけだしマスクない環境できゃいきゃいしたかったんですよ

だからチケットが取れなかった時点で今回は配信一択でした

紙資料で流れ確認しながら配信を見ていたので、いつもより頭に入ったかも。

 

そんな無駄足ですらイベントとして楽しかったです

 

 

 

ミステリー?アクション?ファンタジック!令和3年7月国立劇場「川連法眼館」

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7月の歌舞伎鑑賞教室は

義経千本桜  川連法眼館の場

でした

 

月末の市川弘太郎さんの会でも見るので台本を購入。歌舞伎のいいところは客席がほんのり明るいから台本を追えるところですね

配役は

狐忠信…中村又五郎

静御前市川高麗蔵

源義経中村歌昇

亀井六郎中村種之助 です

 

前半は「歌舞伎のみかた」20分がついてきます

今月も担当は種之助さん。緊張が伝わってきました。

ドロドロの紹介(狐の登場音)をしたあとに吉野山の背景で(川連法眼館の背景も兼ねているのかもしれない)忠信が登場、種ちゃんが「ドロドロが鳴っていたから、あなた狐なんじゃないですか?」とネタバラシしてキレられていました😂

 

渡海屋大物浦が恨み節全開なのに対し、四の切はセットも華やかで全然違うお話みたいですよね

 

話は

佐藤忠信に成りすましたの別人が静に付き添っている、果たしてそれは誰か?

というミステリーのような展開から始まります

 

怪しく思いながらも対応していると、

不意の「出があるよ!!!」の声で仕掛け満載の立ち回りが繰り広げられます

(又五郎さんスゴイ!)

気がつくと階段の真ん中から出てきたり、柵飛び越えていなくなったり

欄干に足かけるのとか見てるだけでもヒヤヒヤします。生だから何があるかわからないでしょ?

 

そしてその種明かしが、義経が静に信頼の証として贈った鼓の革にされた狐の子が化けていたというぶっ飛んだ設定。

鼓を打てば逃げた狐が現れると思って鼓を打つも、狐の親の御力でいくら打てども音が鳴らない…

しかし最後には鼓を与えられ、源九郎狐が鼓をころころ転がすさまがいじらしくて

なんか…良かったなあ…

って最後はなってしまうんですよね

 

今回は鑑賞教室と銘打ってはいたものの歌舞伎初観劇の方はおらず。(種ちゃんの歌舞伎初めての方〜?っていう質問に手を上げてる人がいなかった)

お客さんも真剣で、寝てる人はいなくて、四の切をやるということはどういうことか、みたいなことを理解して見ている感じがしました。

人を惹きつける派手な展開、「さてはお主は狐じゃな」という名探偵静御前の鮮やかな謎解き、狐の可愛らしさといじらしさと最後はほっこりするエンディング。

鑑賞教室にはぴったりだと思いました。

 

 

 

 

 

シリーズわたしのご贔屓さん 中村鶴松〜8月歌舞伎への期待を寄せて〜

中村鶴松とは誰ぞや

鶴松くんは中村屋の三番手

先日、謎にBSの銭湯の番組で入浴シーンを披露していました

BS-TBS|おもひで銭湯探訪

所属はご兄弟と同じファーンウッドで、松也さん御一行とネプリーグに出ていたりもするようです

 

 

最初に名前を覚えたきっかけは「三人吉三」のおとせ役です

実は鶴松くんは私が初めて見た歌舞伎、歌舞伎版風の谷のナウシカでもラステル役などで出ていることを後で知る…が、よちよちの歌舞伎赤ちゃんはすでに飽和状態でした…

 

中村鶴松くんの長所とは

三人吉三のおとせでは健気な娘の面と十三にぐいぐい行くしたたかな女の部分があって、町娘の野暮ったさと可愛らしさがとっても良くて印象に残りました

表情がよく動くというか、目を細めて笑ってるところとかが本当に楽しそうで

そして鶴松くんの女方の声は細かい微炭酸のような、表面でキラキラする細かいヒビのような…

耳に気持ちいい刺激でそのためか高音部がすんなり入ってくる

三人吉三の時は声変わりで大変だったと夏祭のインタビューで語っていましたが、今回の夏祭浪花鑑で演じた琴浦はおとせを経て昇華された女方の姿が見られて満足でした

 

とまあ

私は鶴松くんの女方がとっても好きなんですが

実は鶴松くんの売りは舞踊です

江戸の粋な飛んだりはねたりが似合う

昨年7月の中村屋配信公演ではマスクをしたまま(!)獅子舞に三社祭の振りをプラスして踊っていました

三社祭の後半にあるしゃがんで!飛ぶ!しゃがんで!飛ぶ!っていう振り(伝わらな)の形がきれ〜〜に決まっていて、身軽さがすごく生かされていました

 

9月の配信では連獅子の宗論

七之助さんに仔獅子を取られたことを根に持ち😂

この時「次回の配信で鏡獅子をやりたい」って宣言してるんですね

勘九郎さんの襲名興行のときの鏡獅子や先月菊之助さんの鏡獅子を見ましたが、鏡獅子って長いし緩急あるしすごく見応えもあるぶん、演じる方も大変そう

あれをやりたいって言えるのすごくない!?

 

さらに4月の春暁公演では同じく難易度の高そうな操り三番叟

これも身軽な鶴松くんに合ってたと思います

振付もそうですが、そもそも操り人形のフリをするっていう特殊な演目なので普段のお役にプラスして考えること・得たことが多かったんじゃないかなと思います

 

ところで

勘九郎さんは今や芝居の人という感じですが過去映像を見ていると踊りもとてもかっこいいです

私が見た中では紅葉狩の山神が好きですし、歌舞伎内外問わず棒を扱う踊りや殺陣の扱いが上手だと思います

そんな勘九郎さんを身近に見ていた憧れもあるんですかね

 

舞台外の鶴松くんの面白さ

わかりやすく言うと

めっちゃくちゃいじられキャラです

 

中止になった明治座の座談会でも身長ネタでいじられてました

中村屋はご兄弟の仲がいいので、どうしてもご兄弟→→→鶴松くんみたいな強弱になるんですけど

意外にも鶴松くん、メチャクチャ言い返す。

特に七之助さんとのロケのやりとりを聞いていると、ひと回り以上年齢が違うのに高校生か大学生の友達同士の会話を聞いてるみたい

(例・新年の中村屋特番にて)

大向うさんが子役の鶴松くんの演技がとても上手で思わず本名で大向うをかけたというエピソード

→じーっと何か言いたそうに鶴松くんを見る七之助さん

七「あの時が最高潮だったね」

鶴「ちょっと」

七「それから中村屋で伸び悩んでるから」

鶴「それ悪口だから。さっきからこっち見てるから絶対何か言うと思った」

 

的な。(ニュアンスです)

余談で、私の職場の後輩にもこういうやり取りをする子がいるんですが、まあわたしもその後輩のことが大好きなので(私はこんなディスりはしませんが)

七之助さんも鶴松くんのこと大好きなんだろうなと勝手に思ってます

 

一方で鶴松くんは歌舞伎のお家ではないこともあり、ロケの感じを見てるとめっちゃくちゃ普通の人です

こんなに普通で大丈夫なのか?って思うくらい(なのでご兄弟からいじられるんでしょうね)

格式の高い、言い方を悪くすればとっつきにくいイメージを抱かれがちな歌舞伎ですが、鶴松くんは親しみやすくて好感が持てます

 

ただし歌舞伎のお家ではないということから本興行の役付きはあまり良くないかなぁと感じています…この辺のことは座頭が考えるのか松竹のプロデューサーが考えるのかよくわからないので真意は図りかねますが…

鶴松くんは若手中心の新春浅草歌舞伎のメンバーに入っています

この横の繋がりがどうなのか気になるところ

歌舞伎ってお稽古期間短いって言うし、同じ演目に出るだけじゃそこまで仲も深まらないのだろうか、なんかあんまり一緒にいるイメージがない

まるる(中村莟玉さん)は境遇も年齢も近いんだけどなあ

 

そんな鶴松くんが…

などと私が勝手に悶々としていたところ、驚きの演目が発表されました

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豊志賀の死は新吉を勘九郎さんが演じていたのを見たことがあります…が

新吉ってお師匠で年上の恋人の豊志賀にさんざんだる絡みされて、可愛い若い女と逃げようとしたら死んだ豊志賀にバレて怖い目に遭わされるっていう(どんな話よ)…

出番の多い、何ならメインキャストでは?

メインキャストだ〜!って断定できないのは普段の役付の感じから、台本を補綴なり改変なりされて私が見たものとは異なる作品になる可能性も否定できないから。

でも…

本人のTwitterを見た感じ、信じていいっぽい

だとしたら豊志賀が七之助さんで、七之助さんにだる絡みされて挙げ句恐怖体験する新吉の鶴松くんを歌舞伎座で見れるの?なにそれ最高なんだけど

8月場所ってこともあり、まだまだ油断できないですけど楽しみです

 

※補注  ネット記事より

今回の経緯はご兄弟との新吉役が合うと思うというお話からその場で勘九郎さんが松竹のプロデューサーに連絡→決まらないだろうと本人は思っていたが通ってしまった、ということだそうです