翌日です
両国といえば本所割下水、三人吉三の舞台になっている江戸の中心地で御座います
浜町から森下で大江戸線に乗り換えて両国へ
まずはすみだ北斎美術館に向かいます
調べると、開館時の動線の悪さに苦言を呈しているブログが多数。俄然興味が湧いてきました。
3階の企画展はこれ
江戸の四季に合わせて北斎の作品と照らし合わせていきます
知っているものもあれば初めて見るものもあり、北斎の風俗資料としての重要さが知れる
節分って昔の時期に合わせると大晦日と新年の間らしく、そう言われると三人吉三のうら寂しさがなおのこと深まるね
そんな中、川に捨てられるおとせちゃんかわいそすぎる😭
4階の企画展では林忠正が輸出した隅田川両岸景色図(の複製)を見ることができます
企画展が明るい白いインテリアだったのに対し
常設展は床のLEDが動いていたりしておしゃれな雰囲気
昨日言及していた通りのリアルな複製人形がいます(なんで)
タッチパネルでクイズができたりして楽しい
近代画みたいな版画も!
北斎といえば富嶽三十六景、諸国名橋奇覧、諸国滝巡りみたいな連作が多いのでまとめて見れたら楽しいのかも
場所も場所だし、美術館と資料館を足して2で割った感じかな
結局はオープン当初に人が集まりすぎたのが計算外だっただけなのでは…
吉原扇屋の年越の様子を描いた肉筆画が見ていて楽しかった
ところで北斎の描く女の子、めちゃくちゃかわいいことに気づきました
これは文化財プロジェクトの複製画で原画はアメリカのフリーア美術館収蔵で門外不出、
色白で繊細そうな並行眉に後れ毛と小さな口
隅田川両岸景色図巻の4人の遊女たちも個性があって可愛かった
チケットはぐるっとパスで企画展の2割引。
警備員さんが親切で詳しくて
「刀剣博物館までどれくらい歩きますか?」って聞いたら100円バスの存在を教えてくれた
あと数分で来るって。
バス停まで移動して両国駅の反対側へ。
江戸東京博物館は大きすぎて疲れちゃいそうだったので次回の展示が始まったら行きます
今日は刀剣博物館へ
隣には旧安田庭園があります
もともとは日比谷公会堂と並び称された両国公会堂の跡地で、1階に変遷の資料展示あり
当時から丸い外壁の建築だったようです
収蔵品はもともとトーハクにあったものらしい
刀剣を扱っているからなのか、窓口の方がほとんど男性
新しい建物なのもあるけど、シックですっきりした博物館内です
今回は第26回特別重要刀剣等新指定展
刀剣は全く詳しくないので見方がまじでわからないけどそれっぽい顔で室内へ…
そこまで広くない(バレーボールコートくらい?)一室のみの展示室なんですが、入って気付く盛況ぶり
老若男女の見学者たちの静かな熱気が伝わってくる…!
対照的に太刀も刀も研ぎ澄まされていて、見ているだけですーっと涼しくなる怖さ
梵字が掘られていたり鞘に細かい装飾があったり、工芸品としての価値が十分に伝わってきた
展示室の屋根は楕円のような緩やかな丸みがあって、何本も走った溝の奥にLEDが並んでいる
それが遠目で見ると刀が並んでいるようにも見えたりして、センスが感じられたし薄暗い室内にスポットで照らされた刀剣が輝いて見えた
上の写真は展示室から1階に降りる階段の踊り場。
直線と丸で構成されていて、壁の塗料の鈍い感じも金属っぽくて凝ってる
カフェスペースからは旧安田庭園が見られるし
予想以上に楽しい場所でした
外国の観光客は楽しめると思う!
入館料1000円がぐるっとパスで無料になります
上から
(上)JR両国駅。レトロでかわいい。
(中)場所中なのでのぼりが。お相撲さんはすれ違うといい匂いがする。
(下)両国国技館の向かいにはライオンのビル
幾何学模様みたいな不思議なビル〜