すきなもの雑記

話したいことを話したいだけ

右から読んでも左から読んでもTENET

みなさん追いテネット何回キメました?

結局2回しかキメられなくて…

ほんと悔しい。

 

 

「TENET」は逆再生をキーワードにした物語で、いわゆる瞬間移動モノとは異なります。

3日前にタイムリープしたければ3日かけて時間を遡らないといけないんです。

 

映像編集ソフトでは時間の流れを可視化するために左から右へポインターが移動していきます。それを思い描くとわかりやすい。

しかし映画には本人たちの時間の流れの他に映画としての時間の流れもあるわけで…

特にラストの10分間の時間挟み撃ち作戦のところ。

順行する10分間と逆行する10分間をそれぞれレイヤーさせるまではいいとしてニールが作戦を無視して順行するともう…何が何やらわからん。

逆行の概念に老いはあるんだろうか?

あるならニールと未来の「名もなき男」が出会うのはそう先のことでもないような。

 

オスロの空港での、未来の自分たちとのアクションシーンは順行と逆行に加え、役者の(逆回しっぽい)演技もあるので見ごたえがありました

カットが変わるたびに入れ替えてるんだと思いますが、わけわからなすぎて気が狂いそう。

 

キーワードひとつひとつは何と言うか、すごく厨ニ的なんですよね

主人公は工作員

滅亡から人類を守る秘密組織…

核兵器を扱う武器商人…

美術品を管理する空港の極秘倉庫…

そんな「いやいや〜」って感じのワードたちを、抑えめのカラーと硬派なやりとりで見せられリアルに感じられることができて嬉しかったです

作品の舞台が世界中を股にかけているのも。

キエフ、ムンバイ、ポンペイなどの一癖ありそう街が登場して厨ニゴコロをくすぐられました。