このブログでも何度か触れている「春興鏡獅子」
持道具として獅子頭を両手にはめて踊ります
このポスターに載っているきゃわいい獅子、もしかして手持ち獅子頭では…?と興味を持ち江戸東京博物館まで行ってきました
興味深かったのは第二章の鹿嶋屋東店(かじまやひがしだな)にまつわる品の数々。
四神旗がきれいな状態で残っており、四神は丸っこくて可愛らしい
お雛様の展示があるんですが、お内裏様とお雛様が老人老女なんですね、キレイに作られているけどびっくり
他にもお店の繁栄を支えたお稲荷さんや祭礼の備品を展示していました
そのお稲荷さんの祭礼で使われていたのが獅子頭
そう、ポスターの画像ではわからなかったんですが、この獅子頭は手にはめるタイプじゃなくガチの獅子舞の頭でした(笑)
すごくつやつやしていて重そう
これを頭に乗せて飛び回るのは大変だ
鹿嶋屋東店にどんな隆盛があったんでしょうね
家系図を見ていて、「切られ与三」の与三郎の生い立ちを思い出しました。
鹿嶋屋のせがれも養子と実子の関係で悩んだり木更津に行ったりしたのかな〜、とか
次の第三章では将軍家の駕籠や嫁入り道具を見ることができます
駕籠は内側にも絵が描かれていて美しい〜!
閉めたら暗くなっちゃう気がするけど見えるのかしら?
嫁入り道具の貝合わせは1枚1枚に絵が描いてあって細かい
貝合わせは「鰯売戀曳網」に出てきましたね
あれは和歌の上の句と下の句が書かれた貝合わせでした
やっぱり、歌舞伎は成立したのが江戸時代だから風俗がリンクしていておもしろい!
ところで
今回の展示は江戸東京博物館の1階だったんですが、出口に謎の中近東レストランがあるんですね
楽しそうなので次はここに寄りたい