酷暑の中、歩いて10分ほどの新宿歴史博物館に向います
正直、平日だし午前中だし暑いし誰もいないかなと思っていたけど、そんなことはない。
物好きはいます。(お前もな)
新宿という土地から歴史を掘り下げていくので、普段歩いている場所が昔どんな姿だったのか、ということが身近に感じられます
江戸時代に流行した富士講の分布など、興味深い資料が多く、以前大山講の資料が探しても出てこず諦めたことを思い出しました
土地の資料館ってネットよりすごい。
江戸時代の町並みのジオラマは撮影可能。
江戸から東京に変わり関東大震災を経て、新宿は生き生きとした姿を見せ始めます
ムーラン・ルージュ新宿座は芝居とダンスと若者同士のかけあいと、雰囲気的には「笑っていいとも!」の収録みたいな感じだったのかも。
閉館後、団員たちがテレビ放送に流れていったのはなんだかわかる気がする
昔落合を散歩していて不思議な街だなあと思っていたんですけど(古いけど洋風の大きなお家が多いなとか)、田園調布と同じく新興住宅地として開発された土地だったらしくて納得できたり。
入館料300円がぐるっとパスで無料になります。
新宿歴史博物館を出て、友人と新宿のヒルトン東京で待ち合わせ。
大江戸線経由で都庁前駅に出るが、外めっちゃ暑い、できるだけ地下通路を使いたい…
というわけで
[MISSION] 新宿西口、外に出ずに待ち合わせ場所までたどり着け
新宿西口のオフィス街は東京の中でも不思議なエリアだと思います
ていうか
調べたら京王プラザホテルも新宿住友ビルも新宿三井ビルも1970年代の竣工なの…?
確かに新宿歴史博物館の最後に新宿副都心の移り変わりのパネルがあって建設途中の京王プラザホテルに1960年代って出てたけど…
50階建てのビルが築50年で現役って怖いね
その下に伸びている地下通路も、なんだか広くて殺風景でだけど新しいってわけでもなく不思議な雰囲気。
平日の昼間なんだけど、歩いてる人はほとんどいない。
地上には結構人がいるんだけど…
やはり目印がなく歩きづらいんだろうか?
都庁前駅から一度出口表示が消えたりもしたけどグーグルマップ先生と協力し地下道オンリーで待ち合わせ場所まで到着
所見の場所はほぼ迷うので、到達できたことにすごく達成感を感じた。
友人と別れ、まだ日中だったので文化学園服飾博物館へ
フランス革命あたりから現代までのヨーロッパファッションをたどることができます
学生さんらしき若い人が熱心にメモをとっていた
展示ケースの後ろが鏡張りになっていて、後ろ姿がどうなっているのか見ることができます
服飾博物館ならではの展示の工夫。
レースや装飾の細かさは女の子の永遠の憧れ。
見ていてとても楽しかったです。
大戦に向けて資源が乏しくなりファッションも影響を受けますが、現代ではそんな時代のファッションをスタイリッシュに感じたりも。
小さな博物館ですがぎゅっと詰まっていて正面のレリーフも大きくて素敵だし、リフレッシュや時間つぶしに寄るにはとてもいいところだと思いました
入館料500円がぐるっとパスで無料に。
この手前に玉川上水の跡地の碑があります
玉川上水を利用して淀橋浄水場を作り、それが経済成長で新宿副都心になっていったと。
妙に人工的でブラジリアを彷彿とさせる街。
一方で若者の熱意と雑踏が渦巻いていた古き良き大衆芸術の街。
普段敬遠してあまり立ち入らない街だけど、奥の深い街なんだなとしみじみ思いました。