3部は別で感想を上げましたので、ここでは1,2部を。
1部 お江戸みやげ・須磨の写絵
2部 近江源氏先陣館 盛綱陣屋・女伊達
・お江戸みやげ
今まで見れるだけ映像も舞台も見てきたけど
七之助さん ✕ まるるの組合せ、カップルかどうかはともかく、同じ演目というのも初では…?
とっても可愛いカップルでよかったです
向かい合った身長差とかね
この作品は湯島を舞台にしているんですが、茶屋からの景色が今の湯島天神にも通じるものがあるなあと思いました
意外と高台で見晴らしがいいんですよね
難関が待ち構える年若いカップル(いわゆる主役タイプ)をモブ女が助ける、モブを主役として描いた珍しい作品だと思います
芝翫さんも勘九郎さんも、そこまできちんと女方として演じなくても良いので、ゴツくてチャーミングなおばちゃんでした
・須磨の写絵
体力は断トツに児太郎さんなんだけど、体の流れるような線や動きはお二人さすが。
・盛綱陣屋
音羽屋の子役さんの充実ぶりがすごい
9月は丑之助さん亀三郎さんが小四郎小三郎役で大活躍です
「なぜ小四郎は小三郎にやすやすと捕まったのか?」という疑問を抱えながら話が進むんですが、結局そこから高綱の策であったと。
予想外だったのは東の席で涙涙の切腹のくだりが見えなかったこと
私の観劇は延期明けの初日近くだったので歌昇さんの代役(伊吹藤太)を種之助さん、隼人さんの代役(信楽太郎)を錦之助さんがされていました
特に錦之助さんは和田兵衛→信楽太郎→和田兵衛なので出番が離れているとはいえ大変そう
種ちゃんは前に代役の経験がないと言っていたので、これが初代役ですかね?
初といえば、私も初めての“生”首実検でした
ものすごい緊迫していて身動き取れない…
それだけ所作や表情が大事なんですね
・女伊達
わたしは種之助さん贔屓なので、本当にこの演目の種ちゃんかっこ良かった…!見れてよかった…!と思いました
二枚目的な粋な役って初めて見たかも🙄
鳶とか火消し、似合うよねえ
幸四郎さんは先月も義賢最期でしたし、2021年は猿之助さんと幸四郎さんの意欲的な舞台が続きますね