入口を抜けると池の向こうに涼亭というせり出した離れがあって写真映えする、池も飛び石で水際まで降りられるので楽しい!
…と思ってました最初は。
池半分くらい回ったあたりで気がついたんですが、池のカメ(外来種のやつ)がめちゃくちゃ私についてくるんです
スマホで写真を撮っていると足元の飛び石から水音がして気がついて。
見ると手の平くらいの小さなカメが飛び石に登ろうとしているところでした、2匹。
カメの目がね、私を認識していて私がいるから登ろうとしてるんだっていうのがわかった。
カメならいいんですが、この池まあまあ大きい
スッポンがいるんですよ
違うスポットで立ち止まるとスッポンがまじで私めがけて泳いでくる
足場を探して登ってこようとしてる…!
スッポンはまじで大きかったです
人の顔よりは確実に大きい
目も確実に私を追っていて、歩くたびに泳いでついてきてた
写真のスッポンはこのあと手前の岩に手をかけるんですが、爪もカメと違ってまあまあ鋭い😱
スッポンが仮に私の認識と違って、サクサク歩いてくるイグアナみたいな習性だったらめちゃくちゃコワイ💦と思って芝生に上がりました
なんだろ、人懐っこいのか?エサを期待してた?
真っ白い服装だったので反射的に追ってきたとか???
(ちなみにコイもめっちゃよってきてたけど口はパクパクさせてなかった)
涼亭の横には富士山と呼ばれる小高い丘があるんですが、そこはカラスがめちゃくちゃケンカしている…!
ので、早々に退散しました。
庭園は日本各地から石を集めて配置していてそれが特色なんだそう。
入園料150円がぐるっとパスで無料になります。
さて、5分ほど歩くと江東区の行政施設に隣接して深川江戸資料館があります
5分しか歩かないのにお寺がめちゃくちゃ多い
日暮里駅の裏みたい
ちなみに相撲部屋も寺院ほどじゃないけどけっこうある
地下に江戸の街を再現した展示室があります
ここめっちゃあがった♥
江戸の八百屋や米屋、深川ならではのアサリ売や木挽、船宿にお稲荷さんや屋台や櫓が再現されている
こういう所にありがちな等身大人形がいなかったのが良かった
江戸の薄暗さ、みたいなのも表現されていて奥はあえてよく見えなかったりする
作った方のセンスが良い〜
船着き場にはちゃんと水が張ってあって
それが三人吉三の大川端庚申塚の段みたいな情景…!
しかもコクーン歌舞伎版のセットに雰囲気が似ていて自分がセットの中に入ったみたい!
たのしい!!
頭の中ではお嬢がおとせちゃんを川に落として「ほんに今夜は節分か」って大川端の名台詞を言ってた〜(やばい人)
15分おき?に朝の日の出から夕立〜夜まで背後のスクリーンの空の色が変わるし、生活音が流れてきて凝ってる〜!
堪能しました
入場料400円が無料に。
深川の街は新しいカフェや雑貨屋さんも見かけますが、未だに古い商店や飲食店も残っています
途中で、昔ながらのおにぎり屋さんを見つけ3個入りのおにぎりを買って次の目的地を目指します
次に向かうのは…東京都現代美術館
の、隣の公園でおにぎり食べたんですけど、お米も海苔も美味しくて、たまには自分で作ろうと思った
ぐるっとパスでは企画展が一つしか選べないので混雑していそうなオラファーエリアソン展ではなく、企画展「もつれるものたち」とMOTコレクション「いまーかつて 複数のパースペクティブ」を選択。
企画展はアーティスト兼研究家たちの発表みたいな感じ
コレクション展のパースペクティブ(見方)は割と戦争に向いているなあと。
近美の戦中画は近代史の中に置かれていて適切だなと感じたけど、今回はけっこうメインに据えられていた
現代絵画って無限の想像力や予想外の視点が生まれるのが面白さだと思うんですが、戦争画に限っては結論が「戦争は良くない」となるわけで。
それなら資料館に行ったほうが正確な情報が得られたり認識できるんじゃないのかなあ〜
美術館女子モンダイで物議を醸しただけあって若い女性の多いこと
だけど男性が一人で来館している姿もたくさん見たよ
オノ・ヨーコのワードピース
宮島達男氏のデジタルカウンター
改装に合わせてLEDの点滅の個体差を修復したらしい
手を入れずに朽ちるに任せればデジタルにも生を感じられるのになあ…と思ったり
館内も落ち着いた空間ではあるけど、
このほぼ10年後に作られた新美と黒川紀章ってすげえんだな、と思った
(たぶん大理石が要因)
企画展チケット(企画により異なる、今回は1300円)の2割引で入場
東京都現代美術館で長居するかなと思ってたんですが、時間がまだ早かったので少し歩いて江東区立芭蕉記念館へ
芭蕉庵は長らく所在不明だったけど、大正時代の台風で芭蕉が大切にしていたという蛙の置き石が発見された場所がこの辺りらしい
区立の施設なので地元の方が会議や講習などで使われている様子
(館内展示より)
何度も旅に出ている上におくのほそ道の旅程すごい
生粋のバックパッカーだったのだろう
松尾芭蕉とか柳田國男とか山下清とか寅さんとか全国津々浦々を巡る人生に憧れるなあ
学生の頃に勉強して、この俳句が好きだったことを思い出した
佐渡は行ったことがないので、行けたら句碑を探したい
2年もお供した河合曽良とはケンカしたりしなかったのかな
当時の道中が気になる
入館料200円が無料に。
ここで閉館時間の17時を迎えますが、少し次に続きます。