「激情」はメリメ原作の「カルメン」に脚色を加えたものです。オペラは昔見たことがありますが、オペラと小説では少し違いがあると聞いたことがあります。宝塚版では作者のメリメが所々に登場し(役が少ないため？)ホセの行動を振り返りながら話が進んでいきます
私は前々から言っている通り、ひとほのワンツーになったら花組を追いたいと思っている者です。特にドン・ホセのような恋に溺れて自滅する男性の役はひとこちゃんのニンなのです。そこに2番手の人の良さそうなほのかちゃんが関わっていくのがもう最高なんですが…それって何ていうギャツビー？？
ところがカルメンのようなファム・ファタルが宝塚の娘役とはアンマッチなんですよね。前回ちゃぴさまのカルメンも何かしっくり来ず。美咲ちゃんが寄せていたのかはわからないけど、ちゃぴさまに近い役づくりでした
というわけで理想のカルメンを探しYouTubeの海を泳いでいたわけなんですが、私のイメージだと、漆黒の縮れ髪に眉毛の太い口元にほくろがあったりする余裕のあるグラマラスな女(でもヒターノで金はないので着ているものは粗末)な感じなんだけど、なかなか見つからないですね。Beautiful Gardenに闘牛士の場があって、それに出ていた仙名彩世さんはそんな雰囲気があったなぁ
グラミラは2回目なのに、やっぱりそんなに印象に残らなかったです。劇団内の演出家の作るショーが目を見張る出来ならば何とかしてでも依頼するべきかもしれませんが、サムい演出やジェンダー感をはじめとした感覚のアップデートのなさ、それなのに当たり外れがありクオリティを維持できないなら新しい作家や外部の作家に依頼すれば？というのが正直な気持ちです。
月担としてはこの後れこうみ退団ムーブになりますが、年明けのG.O.A.Tは遠征せず配信視聴予定、このまま行くと退団公演も遠征のチケット取りはしないかも。頑張ってチケット取って高い交通費払って行って、席について中止なんてありえないです。大阪松竹座か南座の歌舞伎興行かオリックスの試合(最近好きなの)と抱き合わせないと今のところ行こうっていう気持ちにはならないかな。私にとっては仕事で稼いだ大事なお金なので。正直なところ人事とか序列とか本当に興味ないので、贔屓のスターさんが負担なく元気に活躍してくれればそれだけで良いですね。
