ご兄弟が名誉館長を務める文京シビックホール公演に行ってきました。後楽園の東京ドームシティからほど近くです
ホテル会場などで茶話会をされるお家もありますが、中村屋の場合は規模を大きくしてじゃあ踊りも見せちゃえ、な感じ。公演かと言われると短いけどイベントだと言われると安価で楽しい。
トークで説明されていましたが、今回の舞踊は五十三次天日坊の中に出てくる桑名の場面を舞踊に直したものだそう。元々作品の中でも舞踊として存在していたようだけど、詳細不明だったため今回新しく作ったとか。コクーン歌舞伎「天日坊」(初演ver.)にも、巳っくんと新悟さんが浪の上で睦まじく語り合う場面がありましたね。浦島太郎のわらべうたが流れていたのであの場面なんでしょう。
鶴松くんは女伊達でかっこいい姐さん姿を見せてくれました。あんなに粋で素敵なのに泣。天守物語の亀姫を玉様に代わられてしまって泣。
音響の素晴らしいホールというのもありますが、長唄さんがとても良かった。一人ひとりの独唱も、全員でのユニゾンも響きがきれいでした