すきなもの雑記

話したいことを話したいだけ

令和五年8月納涼歌舞伎

8月の感想を今更ながら
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撮るものがなかったため花火付きの幟でも

 

今月は久しぶりの3部制です

1部

裸道中

大江山酒呑童子

「裸道中」

最近オメッティーさんの役付が良くて嬉しい。真面目な役もコミカルな役も好きですね

現代の目線とは違うところで見なきゃいけないとは思いつつも、ストーリーに感情移入できなすぎて、心のなかでつっこみまくってました。私は後ろで見たから、もしかしたら1階で見たら壮観なのかもしれないです。景気のいい褌。オメッティーさんは褌が似合う

大江山酒呑童子

頼光四天王と保昌が登場する有名な説話から。源頼光の逸話として真っ先に出てくるのは大江山酒呑童子退治ですが、歌舞伎の上演頻度では圧倒的に土蜘が多いですね

かわいいけど鬼、っていうのを勘九郎さんがうまく演じていました。今回は保昌が幸四郎さん、綱が巳っくんで豪華も豪華でした。

2部

新門辰五郎

すみません、幸四郎さんの芝居で幸四郎さんも良かったんだけど、私には猿弥さんが刺さりすぎた…

本当は又五郎さんが演じられる似合うようなスッキリとした渋い役なんだと思います。猿弥さんのスッキリとした渋さも良かった〜〜〜!弁天小僧の番頭みたいなポジションのキャラが好きなので、背景がばしばし見えてくるようなお役でした。

こういう時に配置されがちな隼人さんの突っ走りがちだけとまっすぐな若手役も目を引いていました。今まではちょっと柔らかい感じがしていたけど、尖った危なさが感じられました

染五郎さんも、私の記憶とは芝居が全然違っていて良かったです。古典は大事だけど、こういう芝居で印象に残るお役を作るのもとても重要なことだと思います

 

3部

新・水滸伝

南座にも行くのでその時に詳しく

なぜなら歌舞伎座の3階席はセリが見切れて演出意図が全然わからないからです

8月のみの出演の幸四郎さんがラストに出てきていいこと言って幕になります

 

個人的には通しをやらないなら1年のうちにもう1月くらい3部制がほしいです。行きやすいし誘いやすいので