すきなもの雑記

話したいことを話したいだけ

楼蘭の風はどこから吹くのか 猿之助奮闘公演@明治座

劇中にこのような言葉がありました

この風はどこから吹いてくるのだろう

新・三国志にもあったセリフによる美しい言語感覚が大好きです

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そして明治座のデジタル緞帳が素敵でした。これ、細かく人が動いてるんですよ。見てて飽きなかったなあ

昼の部「不死鳥よ、波濤を越えて」は戦をする兵士の立ち回りの勢いがすごかったです。珍しくサイド席だったので花道が良く見えました。前半の幕切れは猿之助さんの慟哭で涙。後半は壱くんと下村さんが悪役然としていてとても良かったです。ラストのフィナーレ的な部分で鴈治郎さんと猿弥さんが並んで出てきて泣きました。備忘録として書いておくと、ラスト宙乗りのところで花ではなく羽根が降ります。SNSに写真が上がっていましたが、鳥の形に折られていたのかな。会場で見るとひらひらと滞空時間が長く感じました

夜の部「御贔屓繋馬」、久しぶりにあらすじがわからなすぎました。みんな「実は」を背負っているということで良いのかな、ユウナ明けの米吉くんが女方の男装役でかっこよかったです。私が見た時はまだ猿之助さんの色々がなかったのですが、それでも夜の部にだけ出演していた團子チャンの登場で客席の空気が色めき立ったのはわかりました。彼はそれだけ華があると思います

つらくてしばらく何も書けず今ざっと思い起こしていますが、とにかく言えることは明治座で見るなら席をケチってはいけない。サイド席で安く見るなら見ないほうがマシだとすら思いました。3階席も、あいていると確信が持てるなら当日券カウンターで席を選ばせてもらった方がいいと思います。